年齢がいくつになっても閉経するまでは妊娠する可能性はある。
結婚してから年数がたつと、パートナーがコンドームを使いたがらなかったり、女性側も避妊に対して何となくいい加減になってしまうことはよくあります。
しかし、「もうこの年だと妊娠はしにくいだろう」という認識は危険です。
何歳であっても、結婚していても、閉経するまではピルか子宮内避妊具での確実な避妊が必要なのです。
更年期症状や月経不順の予防を兼ねて確実な避妊をするならピルがお勧めです。
喫煙など、何らかの血栓症リスクが高くなる要因がある方は、子宮内避妊具を選択するとよいでしょう。
ホルモン付加子宮内避妊具の場合は、有効な期間が5年間なので、年単位の費用で換算すると最も負担が少なくなります。
中絶手術は体への負担だけでなく、精神的なダメージも大きい
中絶手術そのもののリスクは年齢によって変わるものではありません。
40代だから、中絶手術の負担が大きくなるということではないのですが、例えば術後の体力の回復が20代の頃よりはゆっくりであるという可能性は考えられます。
また、中絶手術は体への負担だけでなく、精神的なダメージも受けてしまいがちな処置です。
女性の健康を守るうえでは、大事な選択肢の一つではありますが、確実な避妊をすることで不要な中絶を減らせるのであれば、まずは「何歳であっても、妊娠を希望している時以外はピルか子宮内避妊具」を浸透させていくことが重要と考えます。
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