ワクチン接種後に「心臓の炎症」があっても、大きな脅威と見なさないと厚生労働省が発表

ワクチン接種後に「心臓の炎症」があっても、大きな脅威と見なさないと厚生労働省が発表

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、ファイザー社製やモデルナ社製の新型コロナワクチンの接種後に、心臓に炎症が起きる事例が報告されていると発表しました。今回の発表について、中島先生に詳しくお伺いします。

中島 由美 医師

監修医師:
中島 由美 医師

金沢医科大学医学部卒業後、同大学病院にて小児科・内科として研修を積む。その後は複数の病院で内科医や皮膚科医として勤務。2018年より福岡市中央区に「国を超えた新しい形の医療を提供」をコンセプトに、クリスタル医科歯科クリニックを歯科医師である夫と開院。

今回の発表の詳細は?

今回の発表の詳細について、詳しく教えてください。

中島先生

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、アメリカのファイザー社製やモデルナ社製の新型コロナワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎など心臓の炎症が起きた事例が報告されていることを公表しました。大半は軽症で回復もしていることから、新型コロナワクチンのメリットがリスクを上回ると判断し、接種を推奨する姿勢を変えていません。

心臓の炎症が起きる頻度は?

新型コロナワクチンの接種後に心臓の炎症が起きる頻度について詳しく教えてください。

中島先生

ファイザー社製とモデルナ社製の新型コロナワクチンの共通点は、遺伝物質のメッセンジャーRNA(mRNA)を使用していることです。6月11日の時点で3億回以上接種されており、そのうち心筋炎や心膜炎が起きているのは約1200人であることから、非常に稀な事例と言えるでしょう。

分析では、次の人物に比較的多く見られました。

・2回目の接種後
・10代後半~20代
・男性

また、29歳以下の323人を追跡したところ、309人が入院し、すでに295人が退院しています。日本では、13日までにファイザー社製ワクチンを接種した25~72歳の11人に心臓の炎症が起きていることを厚生労働省が発表しています。

発症したのは11人中9人が2回目の接種後で、8人は男性でした。厚生労働省は、「新型コロナワクチンに重大な懸念があるとは考えておらず、今後も注視していく」と説明しました。

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