赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。
こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんをパパやばあばに預けてママが外出すると赤ちゃんが泣くから大変!「早く帰ってきて!」とパパから電話があって、ゆっくり外出もできない! なんて経験したことがあるママは多いのではないでしょうか?
不思議なもので、赤ちゃんはママと離れたことが分かるとすぐに泣きます。抱っこしてもあやしても、ミルクをあげても泣き続けるので、預けられたパパもばあばもへとへとになってしまいます。でも、たまにはママにもリフレッシュが必要。
今回は、パパやおばあちゃんに安心して赤ちゃんを預けるためにできる準備のお話しです。
赤ちゃんが泣かないようにするためにできる準備
では、ママがお出かけするときに、赤ちゃんが少しでも泣かないように大人ができる準備を見ていきましょう。
ママが外出するときは玄関のお見送りはしない
ママがお出かけするときは、赤ちゃんがパパやばあばとの遊びに集中しているときに、コッソリ、そーっと出ていきましょう。ママとしては「じゃあね、行ってきます」とあいさつしてから出発したいと思いますが、ママとバイバイすることが分かるとその時点で泣き出してしまう可能性もあります。
パパやばあばのことを考えて、ここはグッと我慢です。玄関にお見送りをするのは、赤ちゃんとパパやばあばがお留守番に慣れてからにしましょうね。
お気に入りのおもちゃや絵本、DVDを準備
これはもう定番ですが、赤ちゃんが気に入っているおもちゃ、絵本、DVDを準備しておきます。おもちゃの場合、パパが普段そのおもちゃで遊んでいなければ「いつもこんな感じで一緒に遊んでいるよ」とあらかじめ教えてあげましょう。
ミルクや大好きな食べ物を用意
こちらも定番です。赤ちゃんのミルクをすぐに作れるように準備しておきます。また1歳くらいの子ならば、お気に入りのおやつを準備するのもいいですね。
普段から赤ちゃんとのスキンシップを
普段パパやばあばとあまりスキンシップをしていないのに、急にママがいなくなれば不安になるのは当然の話。遠方に住んでいるなどでばあばは難しくても、パパは日々の少しの時間でいいので、赤ちゃんとスキンシップをしましょう。
赤ちゃんとを預かるときの注意点
家の中で一番信頼しているママがいなくて、ただでさえ不安に思っている赤ちゃん。ギャン泣きされないために、関わるときは以下を意識しましょう。
むやみに抱き上げず、少しずつ距離を縮める
パパやばあばと2人きりになった経験が初めてだとすると、赤ちゃんはドキドキしています。良かれと思って積極的にスキンシップをし、抱き上げると、赤ちゃんが驚いて、それが引き金で泣いてしまうことがあります。
赤ちゃんの様子をそばで見守りながら少しずつ距離を縮めていきましょう。
パパとばあばがパニックにならない
泣いている赤ちゃんに恐る恐る触れ合うと、その気持ちが赤ちゃんにも伝わります。まずはパパやばあばが泣いている赤ちゃんに対してパニックにならないことです。「ママがいないんだから泣くのは当たり前」と思いましょう。
パパやばあばとの留守番を何度も経験していくうちに、赤ちゃんもパパもおばあちゃんも慣れてきます。せっかくなので、2人で過ごす時間を楽しめるようになるといいですね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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