看護師がベッドメイキングの際に注意していることを教えて!

看護師がベッドメイキングの際に注意していることを教えて!

病院や療養の場において、患者さんはベッド上で過ごすことが多くなるため、少しでも快適に過ごせるように看護補助者や看護師たちが、ベッドメイキングをおこなっています。しかし昨今、自宅で介護や療養するケースも増えてきました。そこで看護師がおこなっているベッドメイキングのコツについて、「看護師」の白石さんに話を聞きました。

白石さん

監修看護師:
白石 弓夏(看護師)

小児科病棟で4年間、整形外科、泌尿器科・糖尿病内科などの混合病棟、個人病院などで看護師としてトータル10年以上従事。病院以外の働き方として、保育園やツアーナース、老人福祉施設などで派遣経験あり。現在は整形外科病院、小児科クリニックで非常勤をしながら、看護師の経験を活かしてライター活動中。

看護師がおこなうベッドメイキングとは

看護師がおこなうベッドメイキングとは

編集部

看護師の業務には、ベッドメイキングがあるのですよね?

白石さん

はい。看護師は「療養上の世話、または診療の補助をおこなうことを業とする」と保健師助産師看護師法で定められています。そのため、看護師がおこなうベッドメイキングは療養上の世話にあたります。なお、単にベッドのシーツを交換しているだけではありません。

編集部

どんな点に注意しているのでしょうか?

白石さん

自由に身動きが取れる患者さんであれば一般的なマットレスで問題ありませんが、自分で身動きが取れない患者さんの場合、長時間皮膚が圧迫されることによって、お尻や踵(かかと)などに床ずれができてしまうかもしれません。そのため、ベッドのマットレスやシーツの選択から考える必要があります。

編集部

やはり、そういった患者さんは多いのですか?

白石さん

そうですね。高齢者で関節が固まる拘縮(こうしゅく)が進んでいると、シーツのしわが当たっただけで床ずれのリスクが高まるため、床ずれを予防するマットレスなどの選択が必要です。また、病気によって排液や失禁が予測される患者さんの場合に、防水シーツを使用することもあります。

シーツや枕カバーに一工夫

シーツや枕カバーに一工夫

編集部

シーツのしわが出ないような工夫はありますか?

白石さん

自宅のシーツはカバー型になっているものも多いと思いますが、マットレスとシーツのメーカーが別だとサイズが微妙に違い、しわがでやすい、カバーが外れやすいなどの問題が考えられます。そのため、同じメーカーのもので揃えるのを推奨します。なお、枕も同様のことが言えます。

編集部

折りたたんでマットレスの下に入れ込むシーツの場合はどうでしょうか?

白石さん

病院などでは、頭側のシーツの側面を「三角折り」にしています。三角折りのやり方は調べれば出てくるかと思いますが、シーツの重なる部分が増えることで摩擦も増え、シーツがズレにくくなります。また、シーツの中心線を意識して左右対称になるよう、シーツをピンと張ってしまいこみます。枕カバーの場合は、縫い目が頭に当たらないように注意します。

編集部

どんな看護師でも、習得している技術なのでしょうか?

白石さん

看護学校では、こうした一連の流れを実習前に技術テストをしているところもあります。基本的にはできると思っていただいて大丈夫です。

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