【東京・横浜】食事と合わせて味わう「日本のシードルを飲める店」

【東京・横浜】食事と合わせて味わう「日本のシードルを飲める店」

個性豊かな味わいを持つ日本のシードルが手軽に楽しめ、グラスで飲めて風味の違いを比べることもできる飲食店が東京や横浜に続々と誕生しています。実は日本のシードルは料理との相性も抜群! この夏に飲みたい銘柄とともに紹介します

01 〈浅草〉 Fleur de Sarrasin

日本発のシードル&ガレット伝統を汲んだ新スタイルを発信

そば粉は季節で全国から選び抜き、毎朝、石臼挽き。挽きぐるみのそば粉を使う黒ガレット 海藻バター650 円。シードルは岩手の亀ヶ森醸造所の「紅の夢」グラス850 円。果肉が赤い品種で造り、キリッと引き締まった酸味が海藻バターと合う

 多彩な国産シードルと箸で食べる国産そば粉のガレットが味わえるのがこちら。「フランスのブルターニュ地方では郷土の味・ガレットと名産のお酒・シードルは最高のコンビ。国内外から人が集まる浅草で、その伝統を進化させた新しい食のスタイルを発信したい」とシェフの玉越幸雄さんは言います。玉越さんは神楽坂の老舗のガレット店で腕を磨き、5年間フランス店にも勤務。シードルを吟味するのは、ブルターニュのシードルリーで2年働いた経験がある奥さんの友香さんで、国産シードルを常時30種以上揃えます。「海外では10種以上ミックスも普通ですが、日本のシードルは単一のりんご品種で造ることが多く、品種の味が堪能できます。さらに酵母も多彩。味の違いを楽しんでもらえたら」(友香さん)

フルール ド サラザン
TEL.03-6876-1851 
東京都台東区西浅草2-14-2 インパレス1 1F 
営業時間/11:45~15:00(14:00LO)、17:45~23:00(22:00LO) 
不定休(公式Instagram、Facebookで確認)

02 〈渋谷〉 Cidernaut

豊富な樽詰サイダーを味わう最新スタイルのパブ

キーマカレー1,100 円。柑橘系の香りの長野のカネシゲ農園「HOPHEAD」1300 円がぴったり

 「イギリス・カンタベリーでの留学時代にサイダリーパブで飲んだ1杯に衝撃を受け、日本でも広めたいと考えました」と代表の武田光さん。サイダーだけで8種もタップにつながれ、国産は2種を用意。ボトルも30 種以上と多く扱い、地方の小規模な醸造所の逸品や醸造量が少ない貴重な銘柄も。料理はイギリスで意気投合した和田将玄さんが担当し、最新のパブフードをイメージ。スパイスカレーやベーグルなど遊び心ある1品が相性抜群です。

サイダーノート
TEL.03-6407-8848 
東京都渋谷区神山町16-4 堀内ビル1F 
営業時間/12:00~23:30 
無休

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