赤ちゃんがプールに入れるのはいつから? 入るときの服装や注意点は?

赤ちゃんがプールに入れるのはいつから? 入るときの服装や注意点は?

この記事では、赤ちゃんがプールに入れるのはいつなのか、プールに入るときの服装や気を付けることについて医師監修のもと、解説します。

赤ちゃんがプールに入るときに気を付けなければいけないこと

赤ちゃんにとって遊びは欠かすことができません。ですが、プールに関しては赤ちゃんにとって必要な遊びではありません。赤ちゃんをプールに入れる際には、水に入って間隔を楽しむという目的程度にし、以下のことに注意しましょう。

水温は32度を目安に

赤ちゃんは、プールに入ることによって体温が急激に下がることがあります。水温が低いプールでは、赤ちゃんが体調を崩してしまう可能性もあるので注意しましょう。もし、プールで遊んでいる最中に赤ちゃんの唇が青くなったり、ブルブルと震えたりする様子があれば、プールから出て水分をふき取り、乾いたタオルで体を温めてください。


公共施設の幼児用プールの水温は、一般には大人用の温水プールよりもやや高めで32度ほどに設定されています。家庭でビニールプールに入れるときも、32度を目安にするとよいでしょう。水道から水を出す際に水温を調節しておくか、よく日の当たる場所にビニールプールを設置してから水を張り、しばらく置いて水を温めておきましょう。

水深10㎝でも赤ちゃんから目を離さない!

赤ちゃんは危険から身を守るような動きができないため、水の深さがたった10㎝でも溺れることがあります。赤ちゃんをプールで遊ばせるときは、どんなに浅いプールでも、どんなにわずかな時間でも赤ちゃんから目を離さない、そばを離れないことが極めて重要です。


また赤ちゃんが大人と一緒に深いプールに入るときは、赤ちゃんを支える大人の目線と赤ちゃんの顔の高さを同じにして、赤ちゃんと大人の体がしっかりと密着するように抱っこし、赤ちゃんの顔が水に浸からないように注意しましょう。

赤ちゃんの体調に合わせた利用が重要

赤ちゃんは体調が悪くても口に出して訴えることができません。プールに入る前には体温測定をし、風邪の症状などがないかを必ず確認し、「体調によってプール遊びを見合わせる」といった意識も必要です。


発熱や風邪症状がない場合でも、寝不足や食欲がない場合もプールに入るのはやめましょう。そのほか、とびひに感染したときや、感染性の下痢でウンチがゆるいときは周囲の人にうつしてしまう可能性があるのでプールはひかえましょう。無理をして症状が悪化してしまうこともありますので、医師に治ったことを確認してもらってからプールを楽しみましょう。

プールの後にはシャワーで感染予防

公共のプールは水質検査が義務づけられ、衛生基準により一定の塩素濃度が保たれているので、「プールの水」を介した感染は稀になったといわれていますが、プールの水ではなく、脱衣所やベンチなどで感染することがあるので、プールから出た後はシャワーで体を洗ってあげましょう。


プールでも感染する可能性のあるプール熱(咽頭結膜熱)は高熱(39〜40度)と微熱(およそ37〜38度)を4〜5日繰り返して扁桃腺が腫れたり、喉が痛くなったりします。また、目ヤニ・下痢といった症状が現れることもあります。プール熱の潜伏期間は1週間程度ですので、赤ちゃんがプールに入った時期と症状の現れた時期に関連がありそうなら、プールに行ったことを医師に伝えるとよいでしょう。

休憩と水分補給をおこないましょう

プール遊びを楽しんでいても、思った以上に赤ちゃんは疲れてしまいます。赤ちゃんの月齢にもよりますが、5~10分ごとに休憩を入れるようにしましょう。


また、水の中にいるとはいえ赤ちゃんは汗をかきます。脱水や熱中症予防のためにも水分補給を忘れずにおこないましょう。

まとめ

プールに関しては赤ちゃんにとって必要な遊びではありませんが、赤ちゃんをプールに入れる際には、水に入って間隔を楽しむという目的程度にし、赤ちゃんの体調を見ながら事故防止に十分注意しましょう。マナーなど周囲への配慮もしながら、赤ちゃんと楽しいプールデビューをしてくださいね。


原稿監修/松井 潔先生(小児科医・ 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長)

作画/はたこ

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