自分のことを「ぼく」という娘。幼稚園で「おかしい」と指摘され…

自分のことを「ぼく」という娘。幼稚園で「おかしい」と指摘され…

「ぼく」という一人称を使っている娘さんを持つママの体験談です。幼稚園のお友だちから一人称について指摘され、落ち込んでいたという娘さん。しかし、同じ幼稚園に通うクラス子から言われたあるひと言で、元気を取り戻したという体験談です。

いまいち響かなかった私の言葉

「女の子なのに『ぼく』っていうのおかしいのかな」と悩む次女を、私は「おかしくない」「男だから、女だからなんてないよ」と精一杯励ましましたが、クラスメイトから言われた「変なの」という言葉を払拭するには至りません。


確かに「ぼく」を使う女の子は少数派で、いわゆる「普通」として扱われないことは私も十分わかっていました。私がどんなに「それでいい」と言っても次女にとっての世間、つまり幼稚園の仲間が良しとしてくれなければ、次女にとって意味がないのです。

娘を励ましたクラスメイトの言葉

結局、翌日も元気がないまま幼稚園に向かった次女でしたが、帰ってくると前日とは打って変わってニコニコ笑顔でした。聞くと、昨日と同じことを言われたけど、その直後クラスメイトの男の子が、「次女ちゃんは『ぼく』でもかわいいから、どっちでもいいんだよ!」と言い返してくれたというのです。


「ぼく」も「あたし」も使う次女にとって、この「どっちでもいい」という言葉が特にうれしかったのだと言います。「男の子も女の子も、どっちでもいいんだね」と笑う次女に次世代の強さを感じました。


5歳の娘にとって初めて立ちはだかったジェンダーの問題でしたが、同じ5歳のお友だちの「どっちでもいい」という言葉は何よりも強く、娘の悩みを吹き飛ばしてくれました。幼稚園の外部にいる母親ではなく、同じ幼稚園のなかにいるお友だちの言葉だからこそ、響くこともあるのだなと実感した出来事でした。


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監修/助産師REIKO

著者:岩崎はるか

2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。


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