海・川で起きる水の事故【川編】

海・川で起きる水の事故【川編】

川で溺れている人を見かけたら

もしも川で溺れている人を見かけても、すぐに飛び込んで助けに向かってはいけません。溺れている人はパニック状態になっていることが多く、引きずられて助けようとした人までも溺れてしまう事態になりかねません。
まずは、溺れている人に声をかけてできるだけ落ちかせるようにしつつ、消防と警察に連絡し、救助を要請しましょう。その上で、周りにいる人に声をかけて協力してもらい、足しける方法がないか考えます。

もしもロープを持っていたら、利き手の反対の手にしっかりとロープを持ち、振り子のように振って、溺れている人の頭を超えるようにロープを投げます。溺れている人にロープをもたせたら、頭よりも川上側にロープが来るようにさせ、ロープを握っている両手を胸の位置まで持っていくように伝え、ロープを引き寄せます。
上着やズボン、ベルトなどをつなげて、ロープの代わりにする方法もあります。
ロープなどがない場合には、何人かで前後交互に並び、手首をしっかりと握り合って、「ヒューマンチェーン」作って救助に向かいます。

クーラーボックスなどは空にして、溺れている人に渡すと、消防や警察などの救助を待つ間、クーラーボックスの浮力をかりて、浮いて待ちやすくなります。
溺れている人を川岸まで寄せて、無事に救助することができたら、怪我はないか、水を飲みすぎていないか、寒気はないかなど、病状の確認をし、必要に応じて心肺蘇生法などを施します。

川での水難事故に関して、注意すべきことや知っておくべき危険などを挙げてきましたが、この他にも子どもだけで川に行かない、行かせないことや、飲酒をして川に入らないこと、体調のすぐれない時には川に入らないなど、基本的なこともしっかりと守るようにしましょう。
川の危険性をしっかりと知り、細心の注意をはらいながら遊ぶことで、安全に楽しむことができれば、安心して川の魅力を存分に味わえるはずです。

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moshimo ストック
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私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?
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