姑との同居がストレス|同居問題を解決するために役立つ4つの知識

姑との同居がストレス|同居問題を解決するために役立つ4つの知識

「姑は良い人だし同居しても問題ないと思っていたけど、本音を言うとかなり我慢がいるなぁ…」

そんな義母との同居生活にストレスを抱えていませんか?

今回は、

  • 姑との同居で嫁姑問題発生!実際の体験談
  • 姑との同居を解消するためのステップ
  • 姑との同居解消が難しいときの対処法

について、詳しくご紹介していきます。

姑との同居が辛すぎて夫との離婚も頭をよぎる…というみなさんにとって、この記事が問題解決への糸口となれば幸いです。

1、姑との同居がストレス…妻の体験談8選

それでは早速、みなさんと同じ姑との同居にストレスを感じている女性の体験談からチェックしていきましょう。

(1)玄関を分ければ良かったと後悔

結婚後すぐに二世帯住宅を建て、姑との同居をスタートさせたRさんは、家の玄関を分けずに1つにしてしまったことをずっと後悔しています。

姑との関係は良好で表面的なトラブルは一切ないものの、1階に住む姑は2階のRさん夫婦宅にことあるごとに顔を出し、階段を上がるだけですぐに行き来ができることもあって、何をしていても「姑が来るかも…」と思うと気持ちが落ち着かないのです。

(2)家族のお出かけにも毎回義母が一緒

義父が亡くなってから、1人になってしまった義母との同居を開始したIさん。

普段の生活にも習慣の違いなどから小さなストレスを抱えていますが、さらにIさんを悩ませているのが、家族で食事や遊びに出かけるとき、必ず義母も一緒についてくること。

当然外出先での記念写真にも毎回義母が一緒に写り、Iさん夫婦と子供だけの写真はほとんどありません。

義母だけ家で留守番させるのは可哀想という夫の気持ちも分かるのですが、レストランなどで水入らずに過ごしている他の家族を見ると、ついつい「羨ましい」という気持ちが湧いてきてしまいます。

(3)似た者親子すぎて悪口が言えない

Eさんの悩みは、夫と姑があまりにも似た者親子であることです。

姑とは比較的仲が良く、普段から色々な話をしますが、「(夫)さんったら、また職場に傘を忘れて帰ってきて…」と愚痴っても、「分かるわぁ、私もよくやっちゃうのよ」と返されてしまうと、それ以上は何も言えません。

夫の悪口を言うと、かなりの確率でそれがそのまま姑の悪口になってしまうので、うかつに口を開けないのです。

(4)毎日「今日のご飯はなに?」

Tさんは同居中の姑の分も毎日ご飯を作っていますが、姑からいつも「今日のご飯はなに?」と尋ねられることがプチストレス。

料理がそこまで得意なわけではないので、献立がスムーズに決まらないことも多く、プレッシャーに感じてしまいます。

その上、姑は自分の好きなおかずがない日には夜まで不機嫌になってしまうこともあり、かといって姑の好きなもの優先で夫や子供の好きなものを作れないというのもモヤモヤするので、とにかく面倒なのです。

(5)孫を甘やかす姑にイライラ

姑と同居していると、買い物に出るときやちょっとした用事のときに子供の世話を頼めるところがありがたいですが、姑と子供の教育方針が合わない場合、それがかえって大きなストレスの原因になってしまうこともあります。

Kさんもそんなストレスを抱える女性の1人で、Kさん自身は子供が小さいうちからしっかり勉強する習慣をつけさせたいと思っているものの、姑は「もっと伸び伸びさせてやっても良いんじゃない?」「勉強ばかりじゃ子供が可哀想よ」と、宿題そっちのけで遊ばせてばかり。

子供も甘やかしてくれる姑になつく一方で、Kさんはイライラが抑えられません。

(6)妻・母の役割を奪う姑

Aさんと同居中の姑は、Aさんの夫が帰ってくると玄関でカバンを受け取り、脱いだコートをいそいそとクローゼットにしまい、「お風呂?それとも先にご飯?」。

Aさんは内心「それって妻である私のセリフだと思うんですけど!?」と憤慨していますが、夫と姑は何の違和感も抱いていないらしく、親密な親子関係を見せつけられるたびに、Aさんは「自分のほうが部外者なのではないか」という疎外感を覚えてしまいます。

さらに、Aさんの子どもたちの世話も姑の仕事。

学校から帰ってきたときの体操着などの洗濯や、子どもたちの夕飯の世話までしゃしゃり出てきます。

姑にばかり気を使い譲ってきたものの、子どもたちの親としての経験も半減。

姑のペースに振り回され、Aさんのイライラは限界です。

(7)姑をかばってばかりの夫に幻滅

Mさんは、姑と家事のやり方や料理の味付けが異なることで、いつも遠回しに嫌味を言われてばかり。

そんな日々に疲れて夫に弱音を吐いても、夫は「年寄りだから自分の習慣を変えるのは難しいんだよ」「母さんは頑固だけど悪い人じゃないからさ」と、姑をかばうだけでMさんには何のフォローもありません。

言いにくいことを代わりに伝えてほしいと頼んでも、「2人の問題に俺を巻き込まないでよ」と完全に逃げ腰。

同居前は「何かあったら俺がMのことを守るから」と言ってくれていただけに、「あの言葉は何だったの?」とすっかり幻滅です。

(8)自分の家なのに好きにできない

Yさんは夫婦で暮らしていた家に姑が引っ越してくる形で同居をスタート。

最初こそ遠慮が見られたものの、今ではすっかり我が家としてくつろいでくれている姑の様子にホッとする一方で、Yさんお気に入りのリビングやキッチンにどんどん姑の私物が増え、部屋のインテリアが好みから遠ざかっていくことに自分でも意外なほどのストレスを感じています。

姑がいると、これまでのようにお風呂上がりに下着姿でウロウロ…というわけにもいかず、そうした小さな不自由が積み重なって「自分の家なのにくつろげない」と不満が爆発寸前です。

2、姑との同居を解消したいと思ったら

姑との生活に我慢の限界を感じたら、同居を解消するためには一体どうすれば良いのでしょうか。

具体的な同居解消へのステップをご紹介していきます。

(1)夫に別居の意思を伝える

何はともあれ、まずは夫に相談してみることが第一です。

しかし、その際は伝え方が肝心で、

  • 姑と同居することの何が辛いのか
  • なぜこれ以上同居を続けることが難しいのか
  • 自分と夫・子供・姑それぞれが別居によって得られるメリット

これらのポイントを落ち着いて説明することができるよう、事前にしっかり状況を整理しておきましょう。

みなさんにとっては気を使う相手でしかない姑でも、夫にとっては実の母親。

身内を悪く言われるのは、どんな場合であっても決して気分の良いことではありません。

だからこそ、単なる愚痴や悪口で終わってしまうのではなく、「私たち夫婦や子供にとってはもちろん、お義母さんにとっても別居したほうが良いと思うの」という流れで、前向きに話し合いを行うよう心がけてみてください。

(2)転居先を探す

夫の同意を得ることができたら、次に行うべきは転居先の決定です。

姑に「別居したい」という話を切り出す前に、先手を打って引っ越しの準備を進めておくことで、万が一姑が同居解消に反対したとしても、「すでに引っ越し先も日程も決まっているので」と説得することができます。

あまり考えたくないことですが、世の中には息子夫婦の引っ越しを妨害しようとしたり、別居の希望を伝えた途端に嫌がらせをしてきたりする姑もいるため、なるべくギリギリまで水面下で準備を進め、実際に話をするのは姑が手出しをできなくなるタイミングまで待ちましょう。

(3)実家に戻る

そもそも夫が姑との同居解消に同意してくれないなど、夫婦で一緒に家を出ることが難しいケースもあります。

そんなときには、夫との話がまとまるまで一旦実家に戻るのもおすすめです。

現在の同居生活がみなさんのストレスとなっている場合、そのまま我慢し続けると心身の健康を害する恐れがあります。

別居したいという相談をしてから夫との関係がギクシャクしてしまい、ストレスが倍増してしまった…というパターンも決して珍しくはありません。

そんなときにはあまり無理をせず、自分と子供だけ実家に身を寄せてしばらく様子を見るのもひとつの手。

そういった行動に出ることで、これまで見て見ぬフリをしてきた夫にみなさんの本気を示すこともでき、「このままだと離婚につながってしまうかも…」と危惧した夫が、問題解決に向けて積極的に動き始めてくれる可能性も高くなるでしょう。

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