80年代ファッションが2021年のトレンドに
2021年現在、80年代ファッションがリバイバルしてトレンドとなっています。まずは、80年代ファッションとはどのようなものかを解説していきます。
80年代ファッションとは
80年代に流行したシルエットや柄、カラーが2021年のファッショントレンドとして注目されています。80年代は日本ではバブル期にあたり、アメリカからさまざまなスタイルが取り入れられた時代でもあります。
さまざまなファッションのテイストが流行しましたが、特に人気となっていたのは華やかで存在感のあるデザイン。鮮やかなカラーも多く取り入れられていました。SNSにも映えることから、現在にリバイバルされたのかもしれません。
キーワードは「ヴィンテージ&レトロ」
80年代ファッションは、どこか懐かしさを感じるようなヴィンテージ感やレトロな雰囲気が魅力でもあります。カラーや柄でヴィンテージ感やレトロ感を演出してみると、トレンドで新鮮さのあるスタイルに仕上がるでしょう。
ヴィンテージとレトロはファッションでよく使われるワードですが、似ているようで意味が異なります。
ヴィンテージは、一般的に製造されて30年から99年経過しているものに対してつけられる言葉です。対してレトロには明確な基準はなく、ものの雰囲気を形容する言葉と言えます。製造年が新しいものであっても古さや懐かしさをが感じられるものにはレトロとつけられます。
80年代ファッションの特徴
プレッピーやモノトーンなど、80年代には多様なスタイルが流行しました。ここからは、80年代の代表的なファッションの特徴を紹介していきます。
華やかなトップス
パワーショルダーやパフスリーブなど、80年代は袖にボリュームがあるデザインのトップスが大流行しました。また、フリルがたっぷり使われた女性らしいものや、ボウタイデザインも同様に人気でした。
甘さのあるデザインだけではなく、大きなブランドロゴがプリントされたトップスなど、カジュアルスタイルでも存在感のあるものが取り入れられていたのがポイント。ビッグシルエットと呼ばれる肩の落ちるデザインやロング丈のものも人気があり、現在のトレンドと共通性が感じられます。
大ぶりアクセサリー
大きめで華やかなデザインのピアスやネックレスも、80年代ファッションの特徴です。ビジューやパール、カラーストーンが使われたネックレスは、コーディネートのアクセントとして多く取り入れられていました。ネックレスと同様に、ピアスやイヤリングも大振りなものが人気です。
きらびやかなものだけではなく、べっ甲などのアンティークなデザインやアシンメトリーなアクセサリーも80年代らしさを纏えます。
ヴィンテージな柄と質感
80年代ファッションには、ヴィンテージ感も欠かせません。クラシカルな花柄やドット、スカーフなどに使われているレトロな模様などが大人気となりました。鮮やかでも少しくすみのある、ベイクドカラーも注目されました。
色や柄だけではなく、質感も注目ポイントです。ケミカルウォッシュのデニムパンツのように、ヴィンテージ感のある加工も80年代ファッションの特徴です。
プレッピースタイル
プレッピースタイルとは、名門私立の高校生や予備校生が着ていたファッションのこと。ローファーやカーディガン、ブレザーやチェック柄スカートなどを使った、名門学校に通う生徒らしい、上品で落ち着いたテイストがおしゃれ好きな若者の間で流行となりました。
モノトーンスタイル
鮮やかさや華やかさと対象的なモノトーンスタイルも80年代に流行しました。前身を黒でまとめたファッションは、当時カラス族と呼ばれて多くの人の注目を浴びたのです。
コムデギャルソンなどのブランドが、黒いアイテムを使ったモノトーンスタイルを提案したのも流行の理由のひとつ。モード感のある黒のロングコートなどで、重めのレイヤードをつくるのが主流でした。
配信: KOMERU