カード破産とは?借金を解決する4つの脱出手段を弁護士が解説

カード破産とは?借金を解決する4つの脱出手段を弁護士が解説

一般的に、カード破産とは、クレジットカードを使いすぎて利用代金を返済できなくなり、自己破産してしまうことをいいます。

クレジットカードがあれば現金を持ち歩かなくても買い物ができますし、家でネットショッピングをするときにもすぐに決済ができます。手元のお金が少なくても分割払いやリボ払いで高価な商品を購入できますし、買い物や引落しのたびにポイントが貯まるという魅力もあります。

しかし、その便利さの反面で、つい使いすぎてしまう危険性もあります。

支払いが後回しになるからといって使いすぎてしまうと、気付いたときには支払いきれないほどに利用代金が膨らんでいるということにもなりかねません。支払いのためにキャッシングや消費者金融からの借金などをすると、高い金利がかかるため、あっという間に借金が膨らんでしまうこともあります。
このようにして借金に追いつめられ、自己破産をするしかなくなってしまうのがカード破産です。

では、カード破産をするとどうなるのでしょうか。借金が膨らんでもカード破産を避ける方法はあるのでしょうか。

今回は、

  • カードによる借金が膨らんだときに自己破産をしないとどうなるか
  • カード破産のデメリット
  • 自己破産以外でカードによる借金から脱出する方法

について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。

この記事が、クレジットカードの支払いにお困りの方の手助けとなれば幸いです。

1、カード破産(自己破産)とは

破産(自己破産)とは、裁判所に申し立てることによって借金の返済が不能であることを認めてもらい、免責が許可されればすべての返済義務が免除される法的手続きのことです。

多額の借金もゼロになるので、経済的な生活を立て直すために非常に効果的な債務整理の方法といえます。

通常は借金を抱えた本人が破産(自己破産)を申し立てますが、法律上は債権者から申し立てることも可能とされています(破産法第18条1項)。
ただ、債権者から破産を申し立てられるのは稀であり、個人の借金についてはほとんどありません。
したがって、クレジットカードで多額の借金を抱えた場合には「返すか・返さないか」を自分で判断することになります。

破産(自己破産)の手続きなど詳細については、以下の記事をご参照ください。

2、クレジットカードの支払いを放置するとどうなる?|カード破産の選択肢

債権者から破産を申し立てられることがないのなら、ずっと支払いをしないでいても問題はないのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、まったく財産がない人の場合には、支払いを拒否し続けることによってやがて時効で借金が消滅するということもあります。

しかし、クレジットカードの支払いを放置することはおすすめできません。なぜなら、支払いをしないでいる限り、債権者からの厳しい督促が続くからです。

それに、一定の期間支払いをしないでいると、強制執行手続きによって財産を差し押さえられてしまうこともあります。
差し押さえられる財産としては給料や預金が主ですが、不動産をお持ちの場合はその不動産を差し押さえられて、競売にかけられることもあります。
給料しか財産がない場合には、クレジットカード代金と金利・手数料、遅延損害金を完済するまで給料の差押えが続くことになります。

自己破産をすれば、不動産などの高価な財産は失ってしまいますが、給料の差押えは避けることができます。他の債務整理が可能な場合には、不動産や預金などの財産を守ることができる可能性もあります。
そのため、クレジットカード代金を支払えなくなっても、放置せずに自己破産または他の債務整理を検討することが大切です。

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