自己破産後に結婚しても大丈夫?気になる結婚後への影響について解説

自己破産後に結婚しても大丈夫?気になる結婚後への影響について解説

3、自己破産を遅らせることが結婚に与えるリスク

自己破産は、誰にとっても不安なものですから、「可能なら自己破産せずに借金を解決したい」と考える人も多いといえます。

たしかに、すぐに返済ができなくなってしまう状況でないのであれば、自己破産せずとも借金を無事に解決できることもあるかもしれません。

しかし、近い将来に結婚を考えている人が、自力で返済が簡単ではない借金を抱えているときには、早期に自己破産で借金を根本的に解決した方がよい場合が多いといえるでしょう。

自己破産での解決を遅らせると、その後の結婚生活に大きなリスクを生じさせる可能性があるからです。

(1)借金を解決できないまま結婚するリスク

自己破産するタイミングを逸してしまえば、借金を解決できないまま結婚生活を迎えてしまう場合もあります。

債務者が結婚をしたからといって借金返済の負担を減らしてもらえるわけではありませんから、借金が残ったまま結婚をすれば、その返済の負担は結婚後の家計にも当然響いてきます。

結婚前の借金については、結婚の相手方に法律上の返済義務はありません。しかし、実際に共同生活を送る以上は無視することはできないでしょう。借金返済の負担が重くなるほど、結婚生活に与える影響も大きくなりますから、過去の借金が夫婦の関係にヒビがはいる原因になってしまう可能性もあります。

(2)ブラック情報の消去が遅くなるリスク

自己破産をした場合の信用情報(いわゆるブラック情報)は、登録から一定期間(5~10年)が経過しなければ消去されません。

したがって、借金を自己破産で解決するのであれば、1日でも早く手続を行った方がブラック情報登録によるデメリットからの解放も早くなるということになります。

それとは逆に、結婚直前まで自己破産を先延ばしにしてしまったような場合には、結婚から10年近くの間ブラック情報による影響を気にしながら生活しなければならないというわけです。

また、ブラック情報は、自己破産(債務整理)をした場合だけでなく、借金返済を長期間(2ヶ月または3ヶ月以上)滞納した場合にも登録されてしまいます。この場合のブラック情報は、滞納解消ではなく「借金完済から5年」を経過しないと消去されません。そのため、対応次第によっては、自己破産しなかった方がブラック情報に悩まされる期間が長くなるということもありうるわけです。

4、結婚生活に自己破産がどう影響するか、不安なことは弁護士に相談してみましょう

多くの一般の人にとって自己破産は、一生に一度あるかないかの出来事です。わからないことや不安なことがたくさんあることは当然といえます。しかし、わからないことがある、不安ことがあるからといって、それだけの理由で「自己破産をやめてしまう」というのは、デメリットの方が大きいといえます。

すでに解説したように、独身時代の自己破産が結婚後の生活に悪影響を与える程度は、限定的なものといえる場合が多いでしょう。むしろ、誤った情報や判断に基づいて、借金の解決を先送りした場合の方が、結婚してからトラブルになるリスクも高くなるといえます。

ネットなどの媒体では、一般的な情報しか提供することができませんので、個々のケースにおいてわからないことや不安なことは、弁護士に直接相談してみるのが一番といえるでしょう。

借金問題についての相談は、無料で受けられる事務所が増えていますので、費用の心配もいりません。

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