忙しい毎日、時間のない中でも「味も見た目もおいしいお料理を作るヒント」を、話題のフーディストさんに聞いてみたい!今回は、オンラインレッスンも注目の家庭料理研究家 JUNAさんに、My Bestレシピや毎日の食事作りのアドバイス、そして、お料理をする上で大切にしていることを教えていただきました。
毎日の生活の中で自然に生まれた家庭料理を作り続けて
——レシピを発信するようになったきっかけは?
「もともと、個人でホームページと掲示板を運営して、いろいろな方とコミュニケーションをとっていたんです。そのホームページのコンテンツのひとつに、料理レシピを紹介するページがあったのが最初です。後にブログという新しいツールが出てきたので、私もそちらに移行し、それが今の『Quality of Life by JUNA』となりました」
——スタートされたときから今のブログ名なんですね。当初からレシピ中心のブログ、としてお書きになっていたんですか?
「それがそういうわけでもなくて。はじめは、自分が日常の中で大切にしているちょっとした出来事をちょこちょこ発信していたんです。ただ、料理が好きで子どもの頃からレシピを読むのも書くのも好きだったので、必然的にブログに料理レシピがたくさん登場するようになって。それを、いつの間にか多くの方に見ていただけるようになり、そこから見ていただけるレシピ、お役に立てるレシピ、を意識して書くようになりました」
——レシピを考えたり、お料理をする上で大切にしていることは?
「ブログに登場しているレシピは、冷蔵庫にあるものでとか、今日は時間がないからこれでとか、どれも毎日の生活の中で自然に生まれたものです。そういう意味では、企業様のお仕事をのぞくと“レシピを考える”ということは全然していないんです。買い物は週に一度くらいで、目の前にある素材同士でできるものを作っていく。家族のこと、誰かのことを思って作る。そんな家庭料理の流れを、そのままブログにずっと掲載しています。ここは今も昔もずっとかわらないスタンスです。
お仕事でのレシピでは、事前に材料を決め、調味料の配合を予測してから調理に入ります。それでも、日々の料理の感覚を忘れず、無理のない、現実的なものになるように常に心がけています」
——お忙しい毎日、お時間のない中で「お料理の味も見た目もおいしくするコツ、準備」などアドバイスをお願いします!
「まず、見た目に関しては、包丁は頻繁に研ぐようにしています(簡易包丁研ぎ器ですが 笑)。やはり素材がきれいに切れているだけで、料理の見た目は断然かわりますよね。それと、お皿などを定期的に変えれば、作り手も食べ手も気分がかわるのでおすすめです。
味は、この素材の量、この料理器具だったら調味料はこのぐらいという“感覚”をつかむことでしょうか。味見と視覚はとても密接な関係があるので、料理をしながら視覚をフル稼働、味見も必ずセットにして、目と舌から味を感覚として体に覚えさせていきます。合わせて、嗅覚と聴覚も同時に働かせるとなおいいと思います。日々コツコツやり続けることで、いつの間にか磨かれていきますよ!」
——最近はご主人に“夜弁”もお作りとか!お弁当作りで気を付けていること、こだわっていることは?
「昼弁にしても夜弁にしても、サッと食べられて、心身ともにエネルギーになるのが理想的だと思うんです。なので、できるだけ相手の好むもので、家庭料理の定番をはずさないもの、という献立を心がけています。あとは、とにかく衛生面に気をつけながら作ります。料理家として、衛生面に関してはとくに正しい情報をしっかり伝えていきたいなと思っています。
JUNA夫さんの仕事の都合に合わせて作るようになった夜弁は、重くなりすぎず、でも晩ごはんのように満足感は得られるラインを保つように考えています。松花堂風のお弁当箱に詰めて、できるだけ家とかわらない感じで食べてもらえるよう、作りたてを“ジューナーイーツ”して職場に届けています 笑」
JUNAさんが選ぶ、お弁当のおかずにも使えるMy Best レシピはこれ!
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いつかは料理教室を開きたいという夢を、オンラインレッスン「JUNA Online Kitchen」で形にしたフーディストのJUNAさん。「家庭料理は、線として細く長くつながっているものです。ブログや書籍には書ききれない、その後の料理のいろんな場面で活かせる情報を、オンラインレッスンではたっぷり伝えていきたいと考えています。ちなみに、まだ始まったばかりですが、今までで一番反響があったレッスンは砂糖をテーマにした回でした!」真摯に、そしていつも楽しみながら家庭料理と向き合ってきたJUNAさんのLIVEレッスン。今後のテーマにも注目です!
配信: フーディストノート