防災バッグの中も「衣替え」!被災時の衣類、どう備える?



画像:PIXTA

被災時の備えとして、衣類の準備をしていますか?水や非常食を優先して、なかなかそこまで手が回らない家庭も多いのではないでしょうか。衣類の備えは食糧などと違って、命に直結するものではないと思われがちですが、実は命を守るためにとても重要なんです。

こちらの記事もおすすめ!→レインウェアは洗濯で長持ち!豪雨に強い選び方

非常用に衣類を備える必要性とは?

津波や大雨などの水害被害に遭った場合、着ている衣服が濡れてしまうことがあります。また他の災害でも、避難所に移動するときに雨が降っていれば服は濡れてしまいますね。

濡れた衣服のままで過ごしていると、身体が冷えて低体温症になってしまうこともあるそうです。東日本大震災では、低体温症が原因で亡くなったとみられる例もあったそうです。

(参考:土木学会東北支部技術研究発表会(平成30年度)―「東日本大震災における宮城県での死因体系化の試み」

http://www.tsunami.civil.tohoku.ac.jp/hokusai3/J/shibu/30/seto_19.pdf

濡れた衣類から乾いた衣服に着替えるのは、命を守るためにとても重要です。

衣服が濡れていなくても同じものを着続けていると、肌がかぶれる、臭いが気になるといったトラブルを招く心配もあります。暑い時期には特に気になるポイントです。ずっと同じ服を着ていると気分も滅入ってしまいますよね。

非常用に衣類を備えておくことで、これらのトラブルを防ぐことができます。

関連記事:

配信元