【イタリアマンマのおうちごはん】「栗とプルーンの生ハムボッコンチーニ」

【イタリアマンマのおうちごはん】「栗とプルーンの生ハムボッコンチーニ」

日本では「食欲の秋」と言いますが、イタリアでも秋はおいしい旬の食材が豊富なんだそうです。その中でも特に緒方美智子さん(@michiko_ogata_viafrua)が大好きだという「栗」を使ったおつまみレシピを教えていただきました。秋のおうちのみのお供にいかがでしょうか。ワインと一緒にお楽しみください。

秋の味覚といえば……栗!

Ciao!!
料理家の緒方美智子(@michiko_ogata_viafrua)です。

すっかり秋になりましたね。

秋はおいしいものがたくさん!
イタリアでも秋の旬の食材はいろいろとあります。

栗やアーモンド、ヘーゼルナッツなどの実ものからトリュフ、ポルチーニ茸、アンズ茸のきのこ類にいちじく、ザクロ、ぶどう、りんご、洋梨、かぼちゃ、じゃがいも、フェンネル、ブロッコリー、ポロネギ……etc

この時期は木箱に入った栗やポルチーニなど、きのこ類がMercatoメルカート(市場)やスーパーに並び、目からも秋を感じさせてくれて日常の買い物も楽しめます。

私が得に好きだったのは「栗」

イタリアの栗は日本のものよりも少し小ぶりで、パスタやニョッキ、リゾット、お肉の詰め物にしたり一緒に煮たり、ドルチェナならモンテビアンコ(モンブラン)やトルタ(ケーキ)などで楽しみます。

フライパンも栗専用!

でも、意外と家庭ではシンプルに焼いて(炒って)食べることが多く、この時期になるとスーパーやFerramentaフェッラメンタ(金物屋さん)などに“焼き栗専用のフライパン”が並びます。

底全体に穴があいている形状で、切れ込みを入れた栗を入れたフライパンをコンロの上で転がしながら焼くんです。

普通のフライパンだとなかなか上手く焼けず、焼き栗を香ばしく仕上げるにはこの穴あきフライパンでないとだめなんです。

年に数回しか使わないフライパンなのに所有率は結構高くて、今思えば買っておけばよかったかなと思います(笑)。

秋に登場する焼き栗販売のおじさん

そしてこの時期になると、イタリアの街の至るところで焼き栗を販売するおじさんが登場します。イタリアの秋の風物詩ですね。

ハフハフしながら皮を剥き、食べながら歩くのは秋の定番。地方によっては焼き栗まつりみたいなものもあります。

この焼き栗は日本の栗よりも甘みが控えめでとっても素朴なんですが、また食べたくなってしまう味で、ミラノにいたころはおじさんをみつけると必ず買って食べていました。

10月に入るとかなり冷え込んでくるミラノ。
首元にシャルパ(マフラーやショール)を巻いて、おしゃれな秋冬の装いで焼き栗を食べながらウインドウショッピングしているミラネーゼは、とても絵になります。

秋のワインのお供に「栗とプルーンの生ハムボッコンチーニ」

さて、今回は栗を使って手軽に作れるワインのおつまみ「栗と生ハムのボッコンチーニ」を紹介します。

「Bocconcini(ボッコンチーニ)」は「ひと口大」という意味。甘栗を使って、生ハムを巻くだけなのでとってもお手軽に作れます。

同じく生ハムでプルーンを包んだポピュラーなバージョンも一緒にご紹介します。

材料

・甘栗……10個
・ドライプルーン……10個
・生ハム……4~5枚
・セージ……適量

作り方

1. 生ハムを甘栗とドライプルーンの幅(約2~2.5cm)に切る。縦でも横でも良い。

2. 甘栗とドライプルーンを1で巻く。(横方向で切った時は2重に巻く)

3. フライパンにオイルを入れずに、2の巻終わりを下にして焼色が付くようにソテーする。

4. 3をセージと一緒にピックで刺してサーブする。お好みでセージをオリーブオイルでカリッとソテーしてもおいしいです。

ポイントは、生ハムをしっかりと巻きつけること。

生ハムの代わりにベーコン(かなり薄めのスライスがおすすめ)や薄切りの豚肉で作ってもおいしいです。薄切り豚肉を使う場合には、オリーブオイルでソテーして、塩・胡椒をしてくださいね。