目の疲れと頭痛。在宅勤務中に心がけたいこと
「在宅勤務が定着し、家でのPC作業が増えている」と言うオズモール読者のGVさん。作業やミーティングもすべてパソコン業務になると、休憩はおろか席を立つ回数すら減ってしまいがち。GVさんはこのところ、目の疲れや頭痛がひどくなったと感じているそう。
「長時間のPC作業では、同じ距離のものをずっと見るため、目のピント合わせの機能が緊張し続けることになります」と、川名先生。また、同じ姿勢を続けていることで肩回りや足腰の血液が滞りがちになり、目の疲れや肩こり、頭痛を引き起こす場合があるそう。
対策としては、1時間ごとに5~10分程度の休憩をとることが効果的。タイマーなどを使って強制的に時間を決めるのが川名先生のおすすめ。休憩中はPCやスマホの画面を見ずに、遠くの景色を眺めるようにしよう。立ち上がって体を動かすとさらに理想的だ。「また、メガネやコンタクトレンズの度数が合っていないこともありますので、眼科専門医に診察してもらうとよいでしょう」(川名先生)
じつは乾燥しやすい、潤いタイプのコンタクトレンズ
「コンタクトで目が乾燥する」と、お悩みのオズモール読者・あゆみさん。コンタクトレンズはソフトとハードがあるが、今回は現在主流となっている使い捨てのソフトレンズでの乾燥について、川名先生に解説してもらった。
「ソフトコンタクトレンズは製品によってレンズの水分量が異なり、水を多く含んでいるレンズは付け心地がよいですが、一方で、高含水のレンズは涙を吸いやすく、目が乾きやすくなります。低含水レンズに変えれば目は乾きにくくなりますが、若干固く感じるのがデメリットです」(川名先生)
そのほか、なるべく酸素透過性のよいレンズにしたり、コンタクトをしたまま使える市販の人工涙液を点眼することも対策になる。
「もともとドライアイの傾向がある方が、コンタクトレンズを長時間装用するとその症状がより悪化することがあります」と、川名先生。上記で改善が見られない場合は、眼科専門医に相談するのがおすすめ。
配信: OZmall