新型コロナウイルスの後遺症、女性の方が出やすい傾向

新型コロナウイルスの後遺症、女性の方が出やすい傾向

新型コロナウイルス感染者のうち、「女性の方が倦怠感や味覚障害などの後遺症が出やすい傾向にある」ことが、国立国際医療研究センターの調査で分かりました。特に倦怠感は約2倍、脱毛は約3倍とのことでした。このニュースについて、中路医師が解説します。

中路 幸之助 医師

監修医師:
中路 幸之助(医師)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

今回の調査の内容とは?

今回発表された、国立国際医療研究センターの調査の内容について教えてください。

中路先生

今回の調査は、去年2月以降に新型コロナに罹ってから回復した人のうち、20代から70代の457人について、その後の症状を聞き取って分析したものです。

半年後でも26.3%の人に何らかの症状があり、嗅覚の異常が7.7%、次に倦怠感6.6%、続いて息切れ3.9%でした。発症から1年が経過した人で症状があったのは8.8%と減少し、最も多いのが倦怠感で3.1%。次に息切れ1.5%、そして嗅覚異常は1.1%と続いています。

男女別では、女性は味覚異常が男性のおよそ1.6倍、嗅覚の異常がおよそ1.9倍、倦怠感がおよそ2倍、脱毛がおよそ3倍、出やすかったという結果でした。

なぜ、女性は後遺症が出やすいのか?

男性に比べて女性の方が後遺症が出やすい理由は分かっているのでしょうか?

中路先生

自己免疫疾患は女性に多くみられるため、女性に後遺症が多い理由の1つに「女性の方が免疫反応が強いためではないか」との報告があります。

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