ファイザー製コロナワクチン、ブースター接種で有効性95.6%

ファイザー製コロナワクチン、ブースター接種で有効性95.6%

アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックは、共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、3回目のブースター接種に95.6%の有効性があると発表しました。このニュースについて中路医師に伺いました。

中路 幸之助 医師

監修医師:
中路 幸之助(医師)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

発表された臨床試験の結果とは?

今回発表された臨床試験の結果について教えてください。

中路先生

今回発表された臨床試験は、ファイザー製のワクチンを2回打った16歳以上の1万人以上が参加してブースター接種の効果を検証したものです。

参加者は2回目の接種から平均11カ月を過ぎた時点で、3回目のブースター接種か偽薬を打ち、効果を比較されました。3回目のブースター接種で同じファイザー製を打ったグループでは5人が新型コロナを発症しましたが、偽薬を打ったグループでは109人が発症しました。発症を防ぐ有効性は95.6%だったそうです。デルタ株にも効果があるとの見方も示されています。

ブースター接種とは?

今回の臨床試験で調べられたブースター接種について教えてください。

中路先生

新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた人の免疫をさらに強化するため、3回目の接種をすることです。

ファイザーやモデルナなど新型コロナワクチンの多くは2回の接種が基本ですが、感染力の強いデルタ型などの流行でワクチンの効果が下がるとの懸念が出ており、イスラエルや英国など一部の国が追加接種に動き始めています。日本では早ければ12月にも開始される予定です。

今年2月から先行接種した医療従事者ら約104万人を最初の対象者に想定しています。来年1月に医療従事者や高齢者、一般住民ら約304万人、同2月に同じく約1399万人の接種が見込まれています。

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