暮らし上手なフーディストさんにフォーカスし、毎日のお料理がよりおいしくなる気づきや、心地よく暮らすヒントをお届けする不定期連載「おいしい暮らし」。今回は、お仕事、そして3人のお子さんたちの子育てと、忙しい毎日の中から生まれるごはんやお菓子のレシピを発表するしゃなママさんに、レシピに込めた思いや毎日の食事作りのアドバイス、暮らしを楽しむコツを教えていただきました。
「身体は食べたものから作られる」から、いろんなものをもりもり食べてほしい
——しゃなママさんが、フーディストとしてレシピを発表するようになったきっかけを教えてください!
「たまたま見つけたお料理アプリで簡単なレシピを紹介するようになったのが始まりです。もう10年近く前になるでしょうか。そこから連携してブログも書き始め、今に至ります。普通に生活していたら絶対お知り合いになれないような遠方の方とお友達になったり、本を出版することができたり、おかげでいろいろな経験をさせてもらっています」
——レシピを考えたり、お料理をする上で大切にしていることは?
「食べてくれる人の好みやコンディションに合わせて考えることが多いです。わが家は子どもが3人いるということもあって、みんなができるだけ楽しい気持ちで食べられるよう、野菜を刻んでハンバーグに入れたり、顔を付けて見た目をかわいくしたり、苦手な物でも食べやすく調理するようにしています。
それから、旬の食材や、地元で採れたものをできるだけ使うようにもしています。『身体は食べたものから作られる』ということを、子育てをするようになって特に実感するようになったので、いろんな食材をもりもり食べて、成長していってもらいたいと思います」
——お子さんたちが笑顔で食べてくれるのが何よりですよね!とはいえ、お忙しい毎日かと思います。お時間のない中で「味も見た目もおいしくするコツ、準備」などアドバイスをお願いします
「普段は鍼灸師の仕事をしているので、仕事に行く前に、下ごしらえはできるだけ済ませるようにしています。とくに、たんぱく質をいつでも積極的に摂れるよう、サラダチキンや味玉はよく用意していますね。
見た目については、味だけでなく五感で楽しめるよう少しかわいくしたり、カラフルにしたりしています。レンジでふんわりできるレタスと豆腐の焼売は黒ごまとコーンでひよこ焼売にしたり、市販のナンを使ったピザは、トマトやにんじん、紫キャベツでカラフルなレインボーナンピザにしたり。毎日はなかなか難しいですが、時々でも子どもたちはとても喜んでくれますよ」
——見た目といえば、どんな食器がお好きですか?
「一番のお気に入りは、地元の友達のお店で買った少し大きめのブルーのリムプレートです。スイーツからがっつりのお肉料理まで万能に使えるところがいいですね。他には、スタジオ エムのものもよく買います」
——お料理に関することでこれからチャレンジしてみたいことは?
「子どもたちがサッカーをしているので、スポーツフード系の勉強がしたいです。あとは、毎日のお弁当も去年から始まっているので、スピードお弁当レシピも考えて紹介してみたいですね」
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しゃなママさんのお料理はかわいくて、彩りも豊かで、写真を見ているだけでワクワクしてくるものばかり。レシピも工程写真が多くとってもわかりやすいので、作って食べれば、ご家族思いのしゃなママさんのやさしさが伝わってきますよ。
しゃなママさんへのQ&A
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「大好物は餃子とビール。苦手なものはサーロインステーキやトロなど脂の多い食材。歳とともに…笑」
——インテリアやライフスタイル、DIYなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?
「最近はInstagramを見ることが多いですね。いろいろ参考にさせていただいています」
——お料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「読書!小説はもちろん漫画や料理本など、時間を忘れて没頭してしまいます」
——思い出の料理本を教えてください
「レシピ本なら枝元なほみさんやケンタロウさんなど、ダイナミックなお料理が大好きです♪あとは、さらに東海林さだおさんの“丸かじり”シリーズも昔からの愛読書です。『孤独のグルメ』や『美味しんぼ』『きのう何食べた?』などのマンガも好きで、本の話を始めるといつまでも止まらないです 笑」
配信: フーディストノート
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