熊本の製薬会社、新型コロナワクチンの2000人規模の治験を開始

熊本の製薬会社、新型コロナワクチンの2000人規模の治験を開始

熊本の製薬会社「KMバイオロジクス」は、新型コロナウイルスワクチンの治験を開始したと発表しました。同社が開発中のワクチンは、国産ワクチンとして注目を浴びています。今回の発表について中島先生に詳しくお伺いします。

中島 由美 医師

監修医師:
中島 由美 医師

金沢医科大学医学部卒業後、同大学病院にて小児科・内科として研修を積む。その後は複数の病院で内科医や皮膚科医として勤務。2018年より福岡市中央区に「国を超えた新しい形の医療を提供」をコンセプトに、クリスタル医科歯科クリニックを歯科医師である夫と開院。

今回の発表の詳細は?

今回の発表について、詳しく教えてください。

中島先生

熊本市に本社がある製薬会社のKMバイオロジクスは、新型コロナウイルスワクチンを開発中です。開発中のワクチンは、毒性や感染力を人工的に失わせたウイルスを使用する「不活化ワクチン」というものです。国立感染症研究所や東京大学などと共同で開発しており、2022年度中の実用化を目指して10月22日に中間段階の治験を開始したことを発表しました。

治験の内容は?

KMバイオロジクスが実施する治験の内容について、詳しく教えてください。

中島先生

治験の対象は、他社の新型コロナウイルスワクチンを接種していない18歳以上の男女2000人です。27日間隔で2回接種し、抗体量の変化や安全性を調査します。治験でワクチンの有効性と安全性を確認できた場合は、より多くの人を対象とした最終段階の治験が行われます。その後、2022年7~9月頃にワクチンの製造・販売の承認を厚生労働省に申請する予定です。

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