飲めば体がポカポカになって朝までぐっすり。寒い夜はホットアルコールで温まろう

飲めば体がポカポカになって朝までぐっすり。寒い夜はホットアルコールで温まろう

寒くなってくると温かい飲みものがより一層、おいしく感じられますよね。特に寒い夜は、お酒を使ったホットドリンクを飲めば、体がぽかぽかと温まってぐっすり眠れそう。クリスマスマーケットでもおなじみのホットワインのほか、ホットビールやホットカクテルなどアレンジも多彩です。今夜はおいしいホットアルコールで温まりませんか?

冬の風物詩!ホットワインはいかが?

ホットワインは、スパイスやフルーツをワインと一緒に温めたもの。ヨーロッパでは中世の時代から飲まれていたといわれています。

アルコールとスパイスの薬効で体を温めるホットワインは、極寒となるヨーロッパの冬を暖かく過ごすための知恵。現在でもクリスマスマーケットの定番の飲み物です。

ちなみに、ホットワインは日本での呼び方で、フランスでは「ヴァン・ショー」、ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、イタリアでは「ヴィン・ブリュレ」、北欧では「グレッグ」、英語では「モルドワイン」と呼ばれています。

寒い夜は、おうちで手作りのホットワインを楽しんでみませんか?

お鍋で煮込んで

イタリアでご家族と暮らしている@bacchette_e_pomodoroさん。イタリアのクリスマスマーケットでもホットワイン(ヴィン・ブリュレ)は欠かせない飲み物で、おうちで手作りすることも。

作り方は簡単で、全ての材料を鍋に入れて火にかけるだけ。お好みでスパイスを効かせてもいいし、苦手ならば減らしてもOKだそう。

@bacchette_e_pomodoroさんいわく、ホットワインは“究極の味”を求めるものではなく、“雰囲気を楽しみながら飲むもの”。

たとえば、おうちにちょこっと飾りつけをして、ひと足早いクリスマスの雰囲気を楽しみながら味わってみるのもいいですよね。

また、@bacchette_e_pomodoroさんのブログには作り方のほか、ヴィン・ブリュレの歴史なども書かれているので、合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

材料

・赤ワイン……1本
・砂糖……50g
・シナモンスティック……4~5本
・ナツメグ……小さじ1
・クローブ……5個
・オレンジ…1個(ミカンなら2個ほど)
・レモンの皮……1個分
・リンゴ……1個
※その他あれば、スターアニスやカルダモンなどのスパイス入れてもおいしいです。

作り方

1. フルーツは薄くスライスする。
※レモンは皮だけ使用。

2. 全ての材料を鍋に入れて火にかける。弱火〜中火で10分くらい煮たら出来上がり。

レシピ出典:Instagram(@bacchette_e_pomodoro)

レンジで手軽に

ホットワインを作る際、お鍋を使わずに電子レンジで作る方法も。

@hiromiria_kさんは、耐熱グラスに赤ワイン、カルダモンホール、グローブホール、はちみつを入れてレンジへ。シナモンスティックとスライスしたオレンジは最後に加えます。

一人分が手軽に作れて、洗い物が少ないのもうれしいポイントです。

材料

【A】
・赤ワイン……150ml
・カルダモンホール……2粒
・グローブホール……2粒
・はちみつ……小さじ1〜1.5

・シナモンスティック……お好みで
・オレンジ……お好みで

作り方

1. 耐熱グラスにAを入れ、電子レンジで1分温める。

2. よくかき混ぜて、シナモンスティックとスライスしたオレンジを入れて完成。

レシピ出典:Instagram(@hiromiria_k)

白ワインでも

赤ワインのイメージが強いホットワインですが、白ワインを使うことも。白ワインが有名な北イタリアでは、よく作られているそう。

@stove_inさんは、白ワインに自家製のいちごシロップ、キウイシロップをそれぞれ入れて電子レンジへ。仕上げに八角やスライスレモンを加えれば出来上がり。

赤ワインよりも飲みやすく、クセになるおいしさです。

まだある!注目のホットアルコール6選

ホットビール

キンキンに冷えたビールもおいしいけれど、寒い夜には温かいビールはいかが?

日本ではあまり馴染みのない「ホットビール」ですが、世界的には古くから親しまれている飲み方なんです。

@mofumofufu831さんは、「那須高原ビール 愛の森レストラン」で初めてのホットビールに挑戦。真っ黒な見た目とコーヒーのような香りが特徴の「スタウト」は、温めることで香ばしさや甘みが増してホットビールと相性ぴったりです。

途中から生クリームやシュガー、シナモンスティックで味の変化を楽しんでも。

おうちで作るときは、ビールを耐熱グラスに入れて電子レンジで軽く温めるだけでOK。フルーツやスパイスを入れてお好みの味にカスタマイズするのもおすすめです。

ホット梅酒

ロックやソーダ割りで楽しむことが多い梅酒は、ホットとも相性抜群! 温めることで梅酒の爽やかな香りが立ち、リラックス効果が高まります。

梅酒と熱湯を5:5や6:4の割合で混ぜてお湯割りにするほか、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで30秒程度温める熱燗もおすすめです。

@yokocchimizuさんは、梅酒を紅茶で割って。梅酒と紅茶のどちらの香りもアップして風味豊かな味わいが楽しめます。

手作りの梅酒を使えば、おいしさもひとしおですね。

ホットモヒート

ラムをベースに、ミント、ライム、砂糖、炭酸水を使用して作るカクテル「モヒート」。

すっきりとした飲み口で夏に飲むイメージが強いけれど、温めるとラムの甘さが引き立つホットカクテルに。湯気とともに立ち昇るミントとライムの心地よい香りも魅力です。

@hidepon_z4さんは、バカルディの「ホワイト スペリオール ラム 」を使ってホットモヒートに。ミントの葉もたっぷりで、こちらにまで爽やかな香りが漂ってきそうですよね。

作り方を教えていただいたので、ぜひお試しを。アレンジでホットラムの中にりんごスライスを浸して、風味が移ったころに食べながら飲むのもおすすめだそうですよ。

作り方

1. 軽く温めた耐熱グラスに砂糖大さじ1を入れる。

2. ミントの葉を約12枚入れる。通常の冷たいモヒートはペストルで潰すが、ホットの場合はそのままで。

3. ラムを45ml注ぐ。そしてライム1/8スライスを2枚用意し、1枚はそのままグラスの中へ、1枚は中心から下半分に切り込みを入れてグラスの縁に果肉部分を沿わせるように香りをつけた後、縁に差し込む(1枚にするか2枚にするかはお好みで)。

4. お湯を130mlほど入れてよく混ぜたら出来上がり。

ホットカルーアミルク

コーヒーリキュールの「カルーア」をミルクで割った「カルーアミルク」は、コーヒー牛乳のような甘い口当たりが人気。

「カルーア」を温めたミルクで割れば、「ホットカルーアミルク」の出来上がり!

@amethyst299さんは就寝前に「ホットカルーアミルク」でリラックス。温かさとやさしい甘さに癒やされて、ぐっすり眠れそうですね。

アイリッシュコーヒー

アイルランド発祥のホットカクテル「アイリッシュコーヒー」。アイリッシュウイスキーをベースに、コーヒー・砂糖・生クリームを加えて作ります。

ウイスキーの芳醇な香りとコーヒーのほろ苦さに、砂糖と生クリームの程良い甘味がマッチ。おいしくて飲みやすさも抜群です。

今回は、コーヒー―豆専門店「HOZUMI COFFEE」(@hozumi_coffee)のレシピをご紹介。生クリームが溶けることで生まれる味わいの変化も楽しんでみてくださいね。

また、「HOZUMI COFFEE」のサイトでは、月替わりで「その月」にぴったりなコーヒー豆を販売しているので、ぜひのぞいてみては。

材料

・ホットコーヒー……200ml
・アイリッシュウイスキー……30ml
・砂糖……15g
・生クリーム……適量
・シナモン……適量
・お湯(グラスを温めるために必要)……適量

作り方

1. あらかじめグラスにお湯を入れグラスを温める。

2. ホットコーヒーに砂糖を入れて砂糖をよく溶かす。

3. アイリッシュウイスキーを入れかき混ぜる。

4. 上に生クリームをのせる。

5. お好みでシナモンを適量振りかける。

レシピ出典:Instagram(@hozumi_coffee)

ホットバタードラムカウ

ラム酒をベースとしたホットカクテル「ホットバタードラムカウ」。欧米では風邪ぎみの時に飲むほか、寝酒としても親しまれているそう。

材料はラム、バター、角砂糖、ホットミルク、シナモンで、全て加えて混ぜるだけで作れます。@higucciniさんのように生クリームをトッピングすれば、スイーツ感覚で楽しめそうです。

ちなみに、ホットミルクをお湯に替えると「ホットバタードラム」になるので、お好みでどうぞ。