初詣などで神社に行くと、つい境内に掲示されている「厄年の一覧表」を見てしまう方も多いでしょう。身の回りでもとくに年の初めには「今年は厄年だから、厄払いに行かないと……」といった会話を耳にします。
厄年のイメージとしては何となく運気が下がりそうだったり、注意しなければいけない年なんだろうなと漠然と思ったりすることも多く、その不安を解消するために、「厄払い」をしようと考える方も多いはずです。今回は知っているようで知らない厄払いについてお話していきましょう。
2022年の厄年って?
厄年とは前厄・本厄・後厄と3年間続き、2年目の本厄が最も注意が必要だと言われています。前厄は本厄の前兆が現れ、後厄は本厄の厄を引きずりやすい期間だからです。
厄年の数え方は満年齢ではなく「数え年」になります。この現代では馴染みが薄い「数え年」ですが、簡単に説明するならば、誕生した時点で1歳とし、その後1月1日(元旦)を迎えるたびに1歳ずつ年齢が増えていく考え方です。
また、人生では4回ほど本厄が訪れます。その中でも女性は要注意と言われているのが、32歳の本厄です。
32歳の本厄は「大厄」と呼ばれており、 人生でも最も注意が必要な期間だといわれています。 具体的に2022年の厄年は下記のとおりです。
2022年(令和4年)厄年の女性年齢&干支
前厄 | 本厄 | 後厄 |
18歳 2005年(平成17年)生まれ 酉年(とりどし) |
19歳 2004年(平成16年)生まれ 申年(さるどし) |
20歳 2003年(平成15年)生まれ 未年(ひつじどし) |
32歳 1991年(平成3年)生まれ 未年(ひつじどし) |
33歳 1990年(平成2年)生まれ 午年(うまどし) |
34歳 1989年(平成元年・昭和64年)生まれ 巳年(へびどし) |
36歳 1987年(昭和62年)生まれ 卯年(うさぎどし) |
37歳 1986年(昭和61年)生まれ 寅年(とらどし) |
38歳 1985年(昭和60年)生まれ 丑年(うしどし) |
60歳 1963年(昭和38年)生まれ 卯年(うさぎどし) |
61歳 1962年(昭和37年)生まれ 寅年(とらどし) |
62歳 1961年(昭和36年)生まれ 丑年(うしどし) |
女性における本厄(19歳、33歳、37歳、61歳)のうち、1990年(平成2年)生まれの33歳は大厄です。
2022年(令和4年)厄年の男性年齢&干支
前厄 | 本厄 | 後厄 |
24歳 1999年(平成11年)生まれ 卯年(うさぎどし) |
25歳 1998年(平成10年)生まれ 寅年(とらどし) |
26歳 1997年(平成9年)生まれ 丑年(うしどし) |
41歳 1982年(昭和57年)生まれ 戌年(いぬどし) |
42歳 1981年(昭和56年)生まれ 酉年(とりどし) |
43歳 1980年(昭和55年)生まれ 申年(さるどし) |
60歳 1963年(昭和38年)生まれ 卯年(うさぎどし) |
61歳 1962年(昭和37年)生まれ 寅年(とらどし) |
62歳 1961年(昭和36年)生まれ 丑年(うしどし) |
男性の本厄(25歳、42歳、61歳)のうち、1981年(昭和56年)生まれの42歳は大厄です。
厄払いにいくならいつがいい?
厄年は人生において4回あり特に女性は30代に集中しています。 そのため、毎回厄払いするとなると、ほぼ毎年厄払いをしなくてはいけないのでは……と疑問に思う方もいるかもしれません。
本来であれば、前厄・本厄・後厄の3年間毎年厄払いをするのが正式な方法です。 ただし一般的には、本厄のみ厄払いをする方が多いようです。
また、後厄も本厄の影響を受けやすくなっています。状況によっては本厄受けた状況を立て直すことになり、後厄の方が辛いと感じる方もいるでしょう。
そういった方は本厄のほかに、後厄でも厄払いを受けているようです。
2021年の厄払いのおすすめは節分2月2日
厄払いにはいつ行くべきなのかと、タイミングにも悩んでしまうものです。厄払いをするタイミングとしては、元旦から節分(2021年ならば2月2日) までに行うのが一般的です。
なぜ節分なのかと言うと、節分は旧暦の大晦日に当たります。そのため、大晦日に一年の厄払いをし、すっきりとした気持ちで新年を迎えようという考え方があるからです。
おすすめは節分ですが、絶対にそのタイミングで行かなくてはいけないということではありません。 神社では年間を通して厄払いを受け付けているので、節分が難しければ自分のタイミングに合わせてお参りをしても良いでしょう。
配信: 35style