電子レンジで加熱する場合
ほうれん草は電子レンジで加熱することもできますが、鍋やフライパンで茹でたほうれん草と比べて「シュウ酸」が残りやすく、えぐみも感じやすくなってしまいます。シュウ酸は結石の原因にもなり摂りすぎには注意したい成分なので、電子レンジで加熱した場合は水にさらす時間を少し長くしましょう。
電子レンジ加熱は、洗い物を少なくしたい・調理に時間があまりかけられない・少量だけ使いたい場合に便利ですが、ほうれん草に関しては鍋やフライパンで茹でる方がおすすめです。
手順
1. 1束(約200g)のほうれん草を洗い、水気を切らずにラップに包む
2. 耐熱皿に乗せ、600Wの電子レンジで2分加熱する
3. ラップを外し、ボウルに溜めた水につける(目安5分以上)
ラップを外す際は、やけどしないよう気を付けてください。ほうれん草は水にさらして、シュウ酸を取り除きます。電子レンジ加熱した場合は、5分以上を目安にさらすとよいでしょう。
4. 水気を絞り、使いやすい長さに切る
※参照:農林水産省「ほうれんそうのお浸しを電子レンジで調理したが、アクが強くえぐみを感じた。アクが気になる場合は、茹でた方がよいのか教えてください。」,松田康子,松本仲子(1999).「調理法の簡便化が食味に及ぼす影響-和え物,浸し物などについて」『日本調理科学会誌』32(1),37-44
レンジ加熱した際のおすすめの食べ方
電子レンジで加熱したほうれん草はアクが残りやすい分、食べたときにえぐみも感じやすくなります。加熱後にひと口食べてみて「えぐみが強い」と感じた場合は、以下のソテーやお浸しなど、しっかりとした味付けの料理に使うと食べやすくなりますよ。
ほうれん草とベーコンのバターソテー
ほうれん草、ベーコン(スライス)、にんにく、塩、○しょうゆ、○バター、○塩・こしょう、オリーブオイル
調理時間:15分
茹で方のコツを押さえて、料理をワンランク上の仕上がりに!
ほうれん草にはアクが多く含まれるため、「たっぷりの塩水で茹でる」のがおすすめです。洗い方や茹で時間などの細かいポイントも、おいしくほうれん草を茹でる上で重要なポイントになるため、ぜひ実践してみてくださいね。
配信: トクバイニュース
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