「いってらっしゃい」の後、私自身になるために。おすすめエッセイの紹介

こんにちは。横浜在住エンジニアワーママ、ゾウです。11月26日、ずっと楽しみにしていた本が発売されました。InstagramやTwitterでの漫画や、Web媒体での連載が人気の作家、ツルリンゴスターさんの初書籍『いってらっしゃいのその後で』。

絵柄や色合い、ストーリーから覗く考え方や子育て観、人生観が好きで、各媒体やSNSアカウントをフォローしていた方なのですが、書籍化の発表を見てすぐさまAmazonで予約をしました。詳しくは是非お手に取って頂きたいですが、私自身の母親としての在り方とリンクした部分を紹介させてください。

ぐさりと刺さった夫の一言

内容の前に、最近の私の話です。わが家の娘は保育園に通っており、来年からは同じ系列の幼稚園に進みます。とはいえ面接を受ける必要はあり、事前に願書を記入していたときのことでした。

数ある質問のうちの1つに「子育てにおいて大切にしてきたことは何ですか?」というものがあり、

『え~色々あるけど、あえて書くなら何だろうね?』と夫に尋ねたところ、『自分の時間を持つことじゃない?』という答えが返ってきました。

1つ前のブログで家事に追われる毎日にギブアップした話を書いたのですが、このときはまだ何とか自分の力で家庭を回そうと躍起になっていた頃。正直、自分の時間を犠牲にしている感覚で日々を過ごしていたため、非常に心外に感じました。

しかしそのとき私の心に落ちた影は、怒りではなく、『自分は何より自分を優先しているように見えている』という罪悪感でした。仕事でキャリアアップを望む自分、読書の時間を捻出しようとする自分を責められたように思い、しばらく落ち込みました。

自分の時間を持つことを大切にする、ということ

その後、面接前後のドタバタや予防接種、七五三の準備、合間に家族の体調不良…とてんやわんやの日が続き、ちょっとしたきっかけで「自分だけで何とかするのをやめる」「まじめに休息を取る」という方向に考えがシフトしたのですが、そんなタイミングでこの本を読めたことに、何かの啓示かしら…なーんて思ったりしています。

あとがきから、印象的な一節を引用します。

「親でいるということは、子どもを自分の思い通りに育てたくなる衝動を常に自問し消し続けることでもあるのかもしれません。」
「私が絵を描いたりコーヒーを飲むことは、そんな狂気から遠く離れるための大切な時間です。」

考えてみれば、先ほどの夫の言葉は何ということはありません。子育てをしている生活の中で重視したと思っていることをただ言っただけ、私を咎める意図なんてないのです。

それでも悪いように私が捉えてしまったのは、私自身が自分の母親としての在り方をどこかで責め、自信を持つことが出来なかった。私が翼を持ってはいけない、とどこかで信じ込んでいたのだと思います。

同じように思っている方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。そんなことないですよ…と強く語れる程、私もまだ振り切れてはいないですが、この本と一緒に力を抜いて毎日を過ごしていきたいと今は願っています。

明日も娘を送り出した後に、「私」として過ごす時間を大切に出来ている?と、自分に問いたいと思います。

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<ぎゅってブロガー/ゾウユウコ>

2歳の娘と研究者の夫と横浜で暮らす、エンジニアワーママです。夫婦ともども地方出身・東大卒。住まいの近くに頼れる親族がいない分、夫婦+アウトソーシングで工夫しています。家族で音楽を楽しむことと、子育てしながらのキャリア形成に興味があります。

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