業務の調整依頼……上司の反応は?
妊娠できたことがうれしい一方、切迫流産というワードで一気に不安になりました。病院帰りに自分の勤務先に寄り、師長に状況を報告して、有給休暇がたくさん残っているため、使わせてもらえないかと交渉しました。すると、師長からは驚きのひと言。
「それはできない。働いていても、働いていなくても、ダメになるときはダメになる。どうしても休みたいなら、診断書を持ってきなさい」あまりにショックな言葉に、私は泣きながら帰りました。すぐに帰宅してから、夫に師長とのやりとりを相談したところ、夫は怒りながら「そんな理解のない職場は辞めていい」と言ってくれました。
おなかの赤ちゃんを守れるのは私だけ!
仕事に出るべきか……診断書をもらうべきか……と悩み、ママが集まるネットの掲示板で相談してみることに。すると、1人の方が「あなたの仕事の代わりはいるけど、おなかの赤ちゃんのお母さんの代わりはいない。あなただけ」と、回答をくれました。
この回答を見て、「赤ちゃんは私にしか守れない!」とやっと自覚することができ、翌日に診断書をもらい、2週間仕事を休むことにしたのです。2週間安静にして処方された薬を飲み、2週間後には切迫流産の状態ではなくなりました。産休に入る妊娠34週まで仕事を続けましたが、その後の妊娠期間はトラブルなく過ごすことができ、無事に出産しました。
妊娠判明と同時に切迫流産の診断を受けましたが、仕事もしていたためなかなか安静にはできない状況でした。ですが、おなかの赤ちゃんを守れるのは母親である私だけだ!ということに気付くことができ、職場に無理をいって休みをもらい、しっかりと安静を確保して切迫流産の状態を脱して、無事に出産をすることができてよかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラストレーター/山口がたこ
監修/助産師REIKO
著者:吉川 みきな
12歳女の子と2歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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