カセットボンベの正しい捨て方
さらに注意したいのは、カセットボンベの捨て方です。製造から7年以上経過したもの、サビや変形などで使用できないものは、以下のように処分しましょう。
中身が入ったまま捨てることは絶対にしないでください。ゴミ収集車内で押しつぶされて漏れたガスが原因で火災が発生する事例が多く報告されています。正しく内部のガスを出し切り、自治体で指定された分別方法で捨ててください。
カセットボンベの正しい処分方法はこちらです。
(1)内部にガスが入っているか確認する
ボンベを振ってみて、「シャカシャカ」「チャプチャプ」など音がすれば、中にまだガスが入っているサインです。
(2)屋外で中のガスを出しきる
キャップを取り、先端を下向きにしてコンクリートなどの硬いところに押し付けてガスを外に出します。ガスにはタマネギが腐ったようなにおいがついています。
ただし、ベランダなどの囲まれた場所では、ガスがこもりやすく危険です。周囲が囲われていない、風通しが良く火の気がない場所を選んで行ってください。
ガスを出し切るためにボンベに穴を開けるのは危険なのでやめましょう。
(3)もう一度中身を出し切ったか確認
もう一度ボンベを振ってみて、音がしないかどうか確認します。音がしたら、もう一度手順(2)を繰り返してください。
(4)指定の方法でゴミに出す
ガスを出し切ったら、住んでいる自治体のルールに従って廃棄します。
配信: 防災ニッポン