難病を患っていても彼と結婚したい
地元に戻り、彼のもとへお見舞いに行く生活が始まりました。消化器系の病気のため食べるものに気をつけたり、オムツがないと生活できないときもあったり。入院することも多くなりました。
病気と付き合いながらの生活は思っていたよりも大変でしたが、私のなかでは彼と結婚したい思いが強くなりました。入院中は家族でないと面会が許されず、お医者様からの詳しい説明を聞くこともできません。家族であることの重要性がわかったのと同時に、私にとって彼がどれほど大切かも気づくことができたのです。
私から彼に熱烈なアピールをし、結婚することになりました。彼も病気のことで不安があったものの、結婚するなら私しかいないと思っていてくれていたそうです。
もちろん、不安がなかったわけではありませんが、それよりも彼とならば大丈夫だと思わせてくれるほど、彼は10年以上の間、私にかけがえのない時間や安心感をくれました。彼の両親に結婚の挨拶をする際、力強く「息子さんは私が守ります!」と言うと彼は笑い、彼のお母さんは泣いて喜んでくれました。
結婚を意識したきっかけは彼の病気でしたが、生きていれば困難は起きるものです。乗り越えなければならない壁があるならば、彼とがいい。そう思わせてくれたのは、彼がずっと私を支えてくれていたからです。現在は、結婚して9年目になります。病気は落ち着き、今では子どもにも恵まれました。今も変わらずやさしい彼と結婚してよかったと日々思っています。
原案・文/佐藤ひかる
作画/ちゃこ
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イラスト制作者:イラストレーター ちゃこ
漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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