どうしても直せないことがお互いある
夫といくら話し合っても、話は平行線のまま1週間ほど経ったある日、今度は違う件で夫婦喧嘩。夫は床に食べ物や飲み物をこぼしては、いつもそのまま放置してしまうのです。夫にそのことを注意すると「申し訳ないけど、こればかりは癖みたいなものでどうしても直せない」と言ってきたのです。
私は今がチャンスと思い「あなたが食べ物を床に落として掃除することがどうしてもできないように、私もお風呂時間をこれ以上早くすることはできない」と夫に伝えました。すると夫は驚いたように一瞬黙ったあと「そうだよな……。お互いどうしても直せないことがあるよな」と言ってくれたのです。
その後は夫からのせっかちな強要はなくなり、私も夫のできないことは指摘せず気付いたら代わりにおこなうなど、夫婦でお互い様の精神を意識するようになったのでした。
私たち夫婦は今回の件に限らず、お互い直す努力はしたけれど、どうしても直せないこと、譲れない習慣や癖などがあります。今までは自分の意見を相手にただぶつけて喧嘩をするだけでしたが、夫と出会って5年目にしてやっと何かあってもお互い様だからと尊重し合い、助け合うことのできるきっかけとなった体験でした。
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監修/助産師REIKO
著者:米久 熊代
0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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