ひとてまでプロの味!何度も作りたくなる豚汁の絶品レシピ #昭和ごはん

ひとてまでプロの味!何度も作りたくなる豚汁の絶品レシピ #昭和ごはん

寒くなるとより一層美味しく感じる具沢山の豚汁。でも「お店のものと比べると物足りない」と感じたことがありませんか?
そんな人も、簡単なポイントをおさえれば、野菜とお肉の旨みが引き立つプロ級の豚汁が作れるんです。
そこでこの記事では、美味しい豚汁を作るポイントと基本のレシピを紹介します。

豚汁をプロの味に近づける4つのポイント

まずは、美味しい豚汁を作るためのポイントを紹介します。

野菜を油で炒める


豚汁の作り方を調べると、お湯で野菜を茹でて作るレシピと具材を炒めてから煮るレシピがあります。どちらも間違いではないですが、炒めてから煮る方が圧倒的にコク深く仕上がります。

油で炒めると、

  • 野菜の水分が飛んで味が凝縮され、甘みが強くなる
  • 油で表面がコーティングされ、旨味や栄養が閉じ込められる
  • 焼き目がつき香ばしさが加わる

というメリットがあるからです。

入れた方がいい具材・入れない方がいい具材を知る

根菜を中心に入れる豚汁に、ごぼうは欠かせません。ごぼうは独特の風味があり、しっかりと炒めることで奥深いコクが加わります。
逆に、味噌汁に入れることが多いなすやわかめ、もやしなど水っぽい野菜や海藻は避けるのが無難。入れる具材に明確な決まりはありませんが、具沢山がいいからとなんでも入れてしまうと、豚汁らしさがなくなってしまいます。

やや濃いめの味付けにする

豚汁はご飯のおかずとして食卓に並べる方が多いのではないでしょうか。そのため味噌汁を作る感覚で味噌を入れるとちょっと物足りない印象に。豚汁は具材も多いため、やや濃いめに作った方が味が決まります。

62〜70度で食卓に出す

味噌の風味は冷めると感じにくくなり、塩気ばかりが気になります。美味しく食べるために最適な温度は、62〜70度。沸騰直前の豚汁をお椀に入れて1〜3分ほどで、この温度帯になります。
食卓に並べるタイミングを見計らって、熱々のうちに食べてくださいね。

基本の豚汁レシピ

このレシピでは合わせ味噌を使用しています。辛口の味噌を使用する場合は分量を少し減らし、味見をしながら調節してください。

材料(4人分)


  • 豚肉(バラ薄切り) 300g
  • 大根 1/3本
  • にんじん 2/3本
  • ごぼう 1本
  • こんにゃく 1枚
  • 里芋 3個
  • 長ねぎ 1本
  • 水 900ml
  • 合わせ味噌 大さじ5
  • サラダ油 大さじ1

<お好みで適量>

  • ねぎ(小口切り)
  • 一味唐辛子

下ごしらえ


豚肉は火を入れると縮むので、少し大きめにカットします。

大根は薄く皮をむいて、いちょう切りにします。

にんじんは皮付きのまま、いちょう切りにします。

ごぼうは丸めたアルミホイルで皮をすり、2mm幅の斜め切りにします。


里芋は皮をむいて乱切りにします。

こんにゃくはさっと水洗いし、手で食べやすい大きさにちぎります。小さじ1/4程度の塩(分量外)をかけて塩揉みし、熱湯で2〜3分茹でて湯切りします(アク抜き不要のこんにゃくは塩揉みと下茹では必須ではありませんが、不要な水分が抜けて味が染みやすくなるのでできればこの工程を行いましょう)。

長ネギの白い部分は3mmほどの斜め切り、青い部分は小口切りにします。

作り方

鍋にサラダ油を入れて強火にかけ、大根、にんじん、ごぼう、里芋、こんにゃく、長ねぎを入れて焦げないように注意しながらしんなりするまで炒めます。

豚肉をほぐしながら入れて、全体をさっと混ぜ合わせます。


水を入れて強火にかけます。沸騰したら弱火にして15分ほど煮込みます。

ボウルにの煮汁お玉1杯分ほどと味噌を入れてよく溶かします。

火を止めてを回し入れ、再び弱火にかけて沸騰直前で火を止めます。

器に盛り付けて、お好みでねぎや一味唐辛子を乗せたら完成です。


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