私は台湾人の夫と国際結婚し、現在台湾の台北で3歳の息子を育てています。今回はそんな息子が生後半年のときに、文化・習慣の違いから義母との関係が一触即発になった事件をお話しします。赤ちゃんへはちみつを与えることの危険性を知らない義母の行動に大混乱した体験です。
※生後1年未満の乳幼児は、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、はちみつを与えてはいけません。
息子の便秘を過剰に心配する義母
離乳食が始まる前の息子は便秘知らずの子でした。しかし、生後6カ月で離乳食を始めてすぐのころ、丸1日半うんちが出なくなってしまったのです。気になりつつも、もう少しすれば出るだろうとそこまで心配はしていなかったのですが……。
そのことを義母に伝えたところ、「大変! 大変! 赤ちゃんがかわいそう!」と大騒ぎ。離乳食がいけないんだとか、作り方に問題があったとか、私を責める発言のオンパレードでした。衝突を避けたかったため、私は義母の発言に「うん。うん」と聞いているしかありませんでした。
台湾では赤ちゃんの便秘にはちみつが有効?
「赤ちゃんの便秘にはこれが効くのよ!」と義母が手にしていたのは、なんと「はちみつ」。「台湾ではね、赤ちゃんの便秘には“はちみつ水”を与えると、すぐに治るのよ!」と言うのです。私は一瞬、中国語を聞き間違えたのか?と大混乱しました。
私は「はちみつは1歳を過ぎてから」ということは、実際に赤ちゃんが「乳児ボツリヌス症」で亡くなったというニュースを見ていたので知っていました。いくら義母だからといっても絶対にはちみつをあげることは許せません。
すぐに、はちみつは1歳を過ぎないと与えてはいけないと説明しますが、「私はこれで5人子どもを育ててきたんだから!」と聞く耳を持ちませんでした。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)