【食欲不振にも】犬の健康を保つ手作りごはんにおすすめの食材

愛犬の健康のため「手作りごはんを作ってあげたい!」と思う方は、年々増えています。
可愛い愛犬の食べるごはんですから、できるだけ体にいいものを使って美味しく作ってあげたいと思いますよね。

この記事では、愛犬のごはんを楽しく手作りするポイントや、おすすめの食材を紹介します。
食欲不振や老化防止への効果が期待できる食材を厳選したので、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね!

犬の手作りごはんに挑戦するときのポイント

愛犬のごはんを手作りするときは、押さえておくべきポイントがあります。

まずは、犬の手作りごはんを作るうえで大切なことや気をつけることを解説します。

体調や体重の変化に気をつける

 

市販のフードから手作りごはんに切り替えるときは、体調の変化に注意しましょう。

犬の腸内環境は新しいごはんに対応するまで時間がかかるので、一時的にうんちが緩くなることがあります。

2~3日で治まるなら問題はありませんが、長引く場合は食物アレルギーが原因で下痢をしている可能性も考えられます。

また、ごはんを変えた後の体重も大切なチェックポイントです。

短期間で体重が増えたり減ったりしていないか、普段よりこまめな体重測定で確認しましょう。

もし愛犬の体重が大幅に変わっているときは、レシピやごはんの量を変更してくださいね。

ごはんの量は「犬の頭の大きさ」が目安

手作りごはんを与える量は、犬の頭の大きさを目安にしましょう。

犬の目の上から一周分くらい、頭におちゃわんを被せたときの量が目安です。

手作りごはんは嗜好性が高く、欲しがるだけ与えていると肥満になるので注意してください。

なお、最適な手作りごはんの量は、犬の運動量や年齢、レシピによって変わります。

手作りごはんは正確なカロリー計算が難しいので、愛犬の様子や体重の変化をもとに適量を見極めていくのです。

厳密に量を調整する必要はありませんが、あげすぎ・少なすぎには気をつけるようにしましょう。

犬に与えてはいけないNG食材を知っておこう

 

人間は普通に食べているものでも、犬にとっては中毒を起こす食材もあります。

場合によっては命にかかわることもあるので、手作りごはんを作るときは注意しなければいけません。

以下の食材は、愛犬の手作りごはんの食材として、決して使わないようにしましょう。

【絶対に与えてはいけないもの】

・キシリトール入りの食品

・ぶどう・レーズン・プルーン

・ネギ・ニラ・タマネギ・にんにく

・カフェインを含む食品

・マカダミアナッツ

・チョコレート

【避けたほうがよいもの】

・大きい骨や魚のアラ

・脂肪分が多いもの

・イカ・タコ

・魚の内臓

・香辛料

・牛乳

肉や野菜は火を通してから与えること

寄生虫感染を避けるため、肉や野菜は火を通してから与えましょう。

犬は強い胃酸を持っていますが、寄生虫のなかには胃酸に強いものも存在します。

生肉による食中毒のリスクを無くすためにも、肉や野菜はきちんと加熱し、完全に火を通してくださいね。

なお、愛犬に与えるときは、火傷しないよう人肌程度に冷ましてあげると安心です。

毎日いちから手作りが大変なら、トッピングだけでもOK

愛犬のごはんをいちから手作りするとなると、慣れないうちは大変ですよね。

そんなときは、いつものフードに少量の肉や野菜をトッピングしてみてはいかがでしょうか?

トッピングごはんは、手作りごはんより手間や時間がかからず、忙しいときでも手軽に作れるのが魅力的。

ベースはドッグフードなので「手作りごはんは栄養バランスが気になる」という方にもおすすめですよ。

犬の手作りごはんにおすすめの食材7選

ワンちゃんのごはんに使える食材は色々あって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

ここでは、はじめての手作りごはんにも使いやすい、犬の嗜好性が特に高い食材を7つ紹介します。

※治療中の病気や持病によってはデメリットがあるものもあるので、与える際は事前によく確認してください。

納豆

 

納豆は栄養素が高く、腸内環境をキレイにしてくれます。

ニオイが強いぶん、犬の食欲をググっとかき立ててくれるので、食が細い犬にもおすすめ!

小型犬の場合、大粒だと食べづらいことを考慮して、なるべく小粒やひきわりタイプを選びましょう。

塩分過多を避けるため、付属のタレや薬味は取り除き、納豆だけ与えてくださいね。

かつお節

 

かつお節は風味豊かで、犬の嗜好性も高い食材です。

カルシウムの吸収を促進してくれるビタミンDを多く含んでおり、骨の健康維持にもおすすめ。

ビタミン類をはじめ、ミネラルやアミノ酸も豊富なので、ライフステージを問わず使い勝手が良いですよ。

老犬や病み上がりの犬など、食欲が落ちているときの食欲増進にも効果が期待できます。

ヨーグルト

 

カルシウム豊富なヨーグルトは、健康な骨格の維持に役立ちます。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌には腸内環境を整える作用があり、免疫力アップにも最適といえるでしょう。

愛犬用のヨーグルトは、砂糖が入っていない、プレーンタイプを選んでください。

なお、犬は乳製品を食べると下痢をする可能性がありますが、ヨーグルトにはその心配がありません。

ただし、冷えた状態で与えるとお腹を壊してしまうかもしれないので、少し温めてからあげてくださいね。

サケ・サンマ・アジ

 

サケ・サンマ・アジなどの魚には、タンパク質やミネラルが豊富に含まれています。

青魚への含有量が多いDHAやEPAは、皮膚や被毛のツヤを維持し、ボケ防止にも効果が期待できる物質です。

魚にはアスタキサンチンなどの抗酸化物質も多く含まれているので、せひ積極的に与えましょう。

犬に与える際は塩などを振っていないものから大きな骨を取り、火を通してから一口サイズにカットしてあげると食べやすくなりますよ。

豚肉・馬肉・ササミ

 

豚肉・馬肉・ササミは、犬の手作りごはんの定番食材です。

これらの肉はタンパク質が豊富で、愛犬の丈夫な体作りに役立ちます。

与える際は脂身を取り除き、よく加熱してから小さくカットしてあげると、消化に良くなりますよ。

また、ひき肉は火が通りやすく柔らかいので、噛む力が弱い老犬のごはんにもおすすめです。

りんご・ブロッコリー・ほうれん草

 

りんご・ブロッコリー・ほうれん草は、彩り鮮やかで栄養も満点です!

特にりんごは甘味があり、犬が喜んで食べてくれるので、はじめての手作りごはんにおすすめ。

ブロッコリーとほうれん草も、レンジや蒸し器を使って調理することで、甘味が出て食べやすくなりますよ。

昆布だし

 

みそ汁や煮物で活躍する昆布だしは、愛犬用の野菜や肉を茹でるときにも便利です。

昆布だしを入れて煮込むだけでうまみがギュッと出るので、手作りごはんの食いつきアップ間違いなし。

昆布から直接取っただしはもちろん、少量であれば市販の顆粒だしを使っても良いですよ。

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