皮膚科医が教える「お肌のためにやめた方がいいメイク」

皮膚科医が教える「お肌のためにやめた方がいいメイク」

肌トラブルの原因にもなりかねないメイク。はたして、化粧品の成分の影響なのでしょうか、それともやり方に問題があるのでしょうか。もしかしたら、知らないうちに間違った方法をしているのかもしれません。そこで今回は、「やめた方がいいメイク」の棚卸しを、「富士見スキンクリニック飯田橋」の小渕先生にお願いしました。

小渕 英里医師

監修医師:
小渕 英里(富士見スキンクリニック飯田橋 院長)

東京女子医科大学医学部卒業。東京女子医科大学東医療センター(現・東京女子医科大学附属足立医療センター)皮膚科はじめ、都内複数皮膚科・美容皮膚科クリニック勤務を経た2021年、東京都千代田区に「富士見スキンクリニック飯田橋」を開院。人それぞれに異なる悩みや理想に添った診療を心がけている。日本皮膚科学会専門医、日本内科学会認定医。日本美容皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本医真菌学会の各会員。

メイクによる肌荒れの原因とは

メイクによる肌荒れの原因とは

編集部

メイクと肌荒れに関して、色々な説がありますよね?

小渕先生

たしかに様々な説を見かけますが、肌荒れを起こしているとしたら主に2つの原因があると思います。「成分が肌に合わない」か「毛穴詰まりを起こしている」ということです。化粧品が肌に合わないとかゆみや赤みが出ますし、毛穴詰まりを起こしているとニキビになりやすいです。

編集部

なるほど。まずは「化粧品が合わない」場合の対策について教えてください。

小渕先生

何が原因かすぐにはわからないと思うので、「シンプルな成分、刺激の少ない化粧品を選ぶ」、「使用するアイテムの数を減らす」ことから試してみましょう。なお、自然由来品やオーガニックは要注意です。刺激が強かったり、アレルギー物質を含んでいたりすることもあります。

編集部

もう一方の「毛穴詰まり」、つまりニキビ対策としては何が考えられますか?

小渕先生

しっかりとメイクを落とすことが大切です。カバー力の高いメイクは「落としにくいメイク」でもあるため、しっかり洗ってお肌を清潔にしましょう。また、洗浄力の高いクレンジングはバリア機能低下にもつながるので、しっかりとした保湿も忘れずにしてください。加えて、メイク用品を選ぶときは、ニキビになりにくいとされる「ノンコメドジェニック」を活用してみてはいかがでしょうか。そのほかに、油分の少ないファンデーションもニキビ対策になります。

編集部

メイク道具も関係してきそうですね。

小渕先生

そうですね。ブラシやスポンジは、菌が繁殖しないよう小まめに洗ってください。他方で、「ニキビパッチ」や「クッションファンデーション」の類いは、毛穴詰まりの懸念があるので推奨しません。これらは「やめた方がいいメイク」に含まれるでしょう。

メイクがもたらす悪影響

メイクがもたらす悪影響

編集部

続けて、メイクの目への影響についても教えてください。

小渕先生

一般には、アイライナーなどで「涙の出口」をふさいでしまうと、ドライアイなどになりやすいとされています。また、マツエクによる悪影響もあります。

編集部

具体的に何が悪影響なのでしょうか?

小渕先生

「エクステが落ちてしまうことを気にして、よく洗わずに不衛生でいること」です。ただし、「やめた方がいいメイク」ではなく、「しっかり落とす必要のあるメイク」という趣旨になります。

編集部

とはいえ、ゴシゴシ落とすのも肌に悪いですよね?

小渕先生

はい。十分な量のクレンジングをよくなじませたり、専用リムーバーやアイシャンプーで優しくきちんと洗ったりしましょう。まぶたはデリケートな箇所ですし、汚れがたまりやすい箇所でもあります。

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