2. あると便利なベランダ菜園アイテム
100円ショップで購入できるもの
園芸シート
ブルーシートやレジャーシートでも代用可能ですが、園芸シートは4つ角をボタンで留めて箱型にすることができるので土をこぼす心配がありません。こぼれた土をそのまま流すと、ベランダの排水口が詰まってしまいますから用意しておけるとよいでしょう」
すのこ
専門店で購入したほうがよいもの
防虫グッズ
また最近では、ニームオイルという天然のオイルが防虫対策として人気です。植物由来なので無農薬栽培したいという方も安心して使えますし、防虫効果もしっかりありますよ。農薬は使用頻度が決められていますが、ニームオイルはかける回数を気にする必要がないのもメリットです。
農薬以外の方法なら、防虫ネットや虫取りシートもおすすめ。まずは、育てている野菜や植物にどんな害虫が付きやすいのかチェックしてください。害虫の種類や大きさに合わせて、防虫ネットの網目の大きさや、虫取りシートの種類を選ぶようにしましょう」
水やり当番・水やりチェッカー
水やりチェッカーは鉢土に刺すと土中の水分量がわかり、適切な水やりのタイミングを教えてくれます。表面は乾いていても土の中には水分が残っているというケースはよくあるので、水のやりすぎを防止できますよ。特に初心者の方にとってはありがたいアイテムだと思います。
一方の水やり当番は、鉢土に自動で水やりをしてくれる便利グッズです。旅行や出張などで数日間家を空けるときにこのアイテムがあると役立ちますよ。
500mlのペットボトルに取り付けるタイプのものなら100円ショップでも購入できますが、その量では1〜2日くらいしか持ちません。長期旅行の場合は、吸い上げるタイプのものがおすすめです」
茎止めクリップ
クリップなら外れにくいですし、支柱にワンタッチで固定できるので使い勝手がよくおすすめです。100円ショップのものでも問題ありませんが、園芸用品メーカーのクリップのほうが丈夫かもしれません。
プラスチックは日光に当たると劣化しやすくなりますが、メーカーのものは劣化しにくい素材が多く4~5年使えることもあります。安価だけれどすぐ壊れてごみになってしまうものよりも、多少値は張っても何年か使えるもののほうが環境にやさしいですし、結果的に低コストですみます」
ベランダ菜園の道具は100円ショップを上手く活用しよう
まずは最低限の道具だけ用意して、楽しいと思ったらぜひお気に入りの道具をそろえてみてください。お気に入りの道具を使うことでやる気がアップし、ベランダ菜園を続けるモチベーションにも繋がることでしょう。
そして植物を育てるうえで大切なのは、質のよい苗と、植物に適した環境作りです。てしま農園の苗と龍さんのアドバイスがあれば、ベランダ菜園初心者の方にとって、まさに鬼に金棒!macaroniでこれまでに紹介している記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
取材・文/鎌上織愛
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