美しさとおいしさを生み出す水のふるさと/北アルプスの水の恵みを巡る旅・後編

美しさとおいしさを生み出す水のふるさと/北アルプスの水の恵みを巡る旅・後編

北アルプスのふもとに位置する長野県大町市。ウィンタースポーツや湖でのレジャー、温泉が楽しめる観光スポットでもありますが、名水の里としても知られています。この天然水を利用して、オーガニック化粧品を作ったり、お酒やコーヒーを作ったり、また水そのものを商品にしたり。北アルプスの水に魅せられた人々が作る、水にまつわるスポットを編集部が巡ってきました。

北アルプスの水に惚れ込んで、ブルワリーを作った男

スノーボードが大好きすぎて、大町市に移住して17年。水のおいしさに魅了されてブルワリーを立ち上げ、作ったクラフトビールは数々の賞を受賞。「北アルプスブルワリー」のヘッドブルワーを務める松浦周平さんは、同じ地域でコーヒー専門店「ユナイトコーヒー」も営んでいます。

最初は大町のスキー場で知り合った3人で「こんなに水がおいしいなら、ビールを作ったら絶対おいしいはず!」とノリで始まったブルワリーの立ち上げ。ビール造りは全くの素人だったので、大阪のブルワリーでゼロから修行し、艱難辛苦を経て2019年に「北アルプスブルワリー」が誕生しました。

さまざまな配合や仕込み方法を試みたけれど、どんなふうに作っても、この北アルプスの軟水がまろやかな味にまとめ上げてくれるのだとか。IPAなどホップの苦みと香りが効いたものでも角が取れて飲みやすく仕上がり、全国の人に愛されています。

ラインナップの中でも最も個性が出ているのが「コーヒーパンチ」。コーヒー店の経験が生かされている松浦さんならではの1杯です。見た目は普通の麦色だけど、ひと口飲むとコーヒーの香りが強烈! 超浅煎りの豆をたっぷり漬け込んで作った贅沢なビールですが、麦の味わいとコーヒーの香りがケンカせず仕上がっているのは、この北アルプスの水がなせる業なのかもしれません。

地域を大切にするこのブルワリーでは、地元で採れた規格外のサイズのりんごを使った「氷河アップルエール」も人気。現在は大町でホップを育てているそう。地元産ホップを使った新しいクラフトビールが近いうちに飲めるかもしれません。

お店ではタップルームとして出来立ての生ビールが味わえるほか、フードメニューも豊富。カウンター越しにガラス張りのブルワリーを覗くことができます。ラベルに北アルプスの山々が描かれたボトルはネットで購入可。

北アルプスブルワリー

長野県大町市大町4134-1
TEL.0261-85-0780
営業/16:00~21:30、土・日・祝12:00~
定休日/月

北アルプスブルワリー

20年の時をかけるサントリー天然水の物語/北アルプスの水の恵みを巡る旅・前編

日本屈指の名水と称えられる北アルプスの天然水。それをペットボトルで気軽に飲めるようにしたのが「サントリー天然水」。北アルプスの天然水は、長野県大町市にある「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」でボトリングされています。

自然に囲まれた最新鋭の工場は、環境に配慮したサステナブルな試みがたくさん。編集部が工場見学ツアーに行った様子をレポートします。

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