窃盗罪は時効で逃げ切れる?時効期間と処罰を免れる方法を解説

窃盗罪は時効で逃げ切れる?時効期間と処罰を免れる方法を解説

5、窃盗罪の時効が完成する前に逮捕されたときの対処法

万が一、窃盗罪で逮捕されてしまった場合に、そのまま刑事事件の手続きが進んでいくと起訴されて有罪判決を受け、前科となる可能性が十分にあります。

処罰や前科を回避するための対処はケースバイケースですが、一般的に以下の対処をとることが重要とされています。

  • 取り調べで不利な発言をしない
  • 被害者と示談をする

多くの方は、初めて逮捕されたとき、取り調べでどのように受け答えをすればいいのかが分からないことでしょう。

被害者と示談しようにも、身柄を拘束されている状態では困難です。

逮捕されてしまったら、すぐに弁護士を呼ぶことをおすすめします。

弁護士に接見に来てもらえれば、取り調べでの適切な対応についてアドバイスが得られます。

示談交渉を依頼すれば、弁護士が代理人として被害者と交渉してくれます。豊富な経験に基づいて適切に交渉してくれますので、円満な示談成立も期待できるでしょう。

弁護士は、起訴・不起訴について検察官に意見を述べる等、不起訴処分に向けた弁護活動もしてくれます。

6、窃盗罪を犯してしまったときは弁護士に相談して解決を

窃盗罪を犯してしまい、「どうすればいいのだろうか」とお悩みなら、弁護士への相談がおすすめです。

弁護士に詳しい事情を話せば、時効の問題や予想される刑罰などの見通しについて具体的なアドバイスが得られます。

時効が完成するまで待つかどうかは、最終的にはご自身が決断することになります。

しかし、弁護士が状況に応じて最適と考えられる対処法をアドバイスしてくれますので、心強いことでしょう。

1人で罪の意識にさいなまれていたり、逃げ隠れしたまま長期間を過ごしたりするよりも、弁護士のサポートを受けて、適切に問題を解決しましょう。

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