子どもの前でもOK?いい夫婦げんかと悪い夫婦げんかがある!?専門家が「夫婦げんか」をすすめる理由

子どもの前でもOK?いい夫婦げんかと悪い夫婦げんかがある!?専門家が「夫婦げんか」をすすめる理由

こんな夫婦げんかはゼッタイNG

ただし、どんなけんかもOKというわけではありません。場合によっては面前DVとなり、児童虐待になります。子どもが見ていることを強く意識し、じょうずな夫婦げんかが求められます。ゼッタイNGな夫婦げんかについて、小崎先生に伺いました。

ゼッタイNGな夫婦げんか

・手を上げる(暴力)
・人格を損なうような言葉を使う(暴言)
・収入について責める
・容姿を責める
・相手(妻、夫)の親の悪口を言う
・性格を否定する
・けんかが長引く
・子どもにパパ/ママの愚痴を言う
・子どもを味方につける


などです。子どもに愚痴を言う、子どもを味方につけることは、ともすればやってしまいがちですが、「子どもに呪いをかけることと同じこと」と小崎先生は言います。


「子どもはパパもママも両方大好きなんです。だからどっちの味方? と迫られると、2重の苦しみが生まれます。呪いって解けませんから、これは絶対にダメです」

けんかのゴール=仲直りは子どもの目の前で

仲直りした夫婦のイメージ夫婦げんかの目的は、勝ち負けではありません。決して相手を打ち負かすことが目的ではありません。最終的にお互いが理解し合うことがゴールです。つまり、「仲直りまでがけんか」なのです。


「夫婦の間に多少思い違いがあっても、それを乗り越えたら仲良くなれるところを子どもに見せてあげてほしいです。子どもが寝るまでに仲直りできなくて、子どもが寝てから仲直りではダメです。子どもの目の前でけんかして、すぐに否を認めて謝って仲直りする。こうした一連のやり取りを家庭の中で見せてあげてほしいですね」(小崎先生)

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