食べたい、食べてほしい、答えはひとつ
幼少期からの「太っていることはみっともなくて恥ずかしいこと」という刷り込みは、洗脳のようなもので、私を縛りつける鎖でもありました。
今まで、常にダイエットを続けている状態でした。毎朝体重計に乗っては微々たる変動に落ち込んだり、極端な絶食をしたり、それが当たり前で皆やっていることだと信じこんでいたんです。
私がどんな体型でも、夫は愛してくれるはずという自信が、私の思いこみをぶち壊してくれました。「我慢せずに食べてしまえ!」と、体型への執着や罪悪感を振り払うように、私は食べ始めました。
およそ20年ぶりに食べたいものを思いっきり食べる生活は至高の経験で、心底幸せです。おいしくて、みんな笑っていて、夫に「かわいい、かわいい」と言ってもらえる。今のところ、これ以上の幸せはありません。
「幸せ太り」という言葉そのもののような私たち夫婦。おいしい、楽しいの相乗効果で、私を含め家族全員の料理の腕も上達し、私の体重はとめどなく増加中です。
食事の幸福感をまだまだ感じていたいので、せめて健康のためにと、万歩計アプリをダウンロードし少しずつウォーキングを始めた私たち夫婦なのでした。
著者/つちやです
作画/村澤綾香
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 村澤綾香
明治学院大学文学部芸術学科、桑沢デザイン研究所卒業。2009年よりフリーランスのイラストレーターとして主に女性誌、webなどで活動中。Oggi.jpにて土日月公開の4コマ「なでし娘ちゃん」連載中。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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