お食い初めってどんな儀式?
生後3ヶ月頃になるとやってくる、お食い初め。赤ちゃんが生涯食べ物に困らないように、と願いを込めてお祝いする行事です。生後100日ごろにおこなうことから、「百日祝い」ともいわれています。
お食い初めでは一汁三菜の御膳を用意し、赤ちゃんに食べさせる真似をします。
生後3ヶ月頃はちょうど歯が生え始める時期ですね。その時期にあたるお食い初めでは「丈夫な歯が生えるように」と願いを込めて、歯固めの儀式もおこないます。
祖父や祖母を招いてにぎやかにお祝いする家庭もあれば、ママ・パパと赤ちゃんのみでおこなわれる場合も。
現代のお食い初めは、家庭によってさまざまなスタイルで実施されています。
お食い初めのお皿の並べ方は?配置をチェック
お食い初めの祝い膳は、一汁三菜を基本に準備します。
ご飯と汁物に加えて、主菜1品と副菜2品を準備するのが一般的な一汁三菜です。
お食い初めで使用するお皿の名前と並べ方、盛り付けるものをそれぞれ確認しておきましょう。
◼︎親椀(おやわん)
飯椀とも呼ばれ、主食であるご飯を盛り付けるお皿です。いつもの食事と同様、左手前に配置します。
◼︎汁椀(しるわん)
お吸い物やお味噌汁といった汁物を盛り付けるお皿です。こちらも普段と同じように、右手前に配置します。
◼︎平椀(ひらわん)
御膳の左奥に配置する、平らな形をしたお皿です。平椀には温かいおかずを盛り付けるのが一般的とされています。
お食い初めでは鯛を用意することが多いですが、焼き魚を乗せるお皿を個別に用意しない「略式」の場合は平椀に盛り付けます。正式な一汁三菜の作法を取り入れる場合は、焼き魚を御膳とは別の器に盛り付けるのが一般的です。
◼︎つぼ椀
胡麻和えやなます・酢の物といった、冷たいおかずを盛り付けるお皿です。お刺身のお造りを用意する場合もつぼ椀に盛り付けます。つぼ椀は汁椀の後ろ、御膳の右奥に配置します。
◼︎腰高(こしだか)
高坏(たかつき)とも呼ばれる小さめのお皿です。お食い初めでは歯固めの石を置き、御膳の真ん中に配置します。梅干しなど歯固めの石に代るものをおいてもよいでしょう。
◼︎お箸
祝い膳の手前に配置し、右側が持ち手となるようにセットします。お食い初めでは「両口箸」とよばれる、祝い箸を用意するとよいでしょう。
基本的な並べ方をご紹介しましたが、品数や置き場所で多少配置を変えても問題ありません。
お食い初めの料理や流れはこちらの動画も参考にしてくださいね。
配信: MAMADAYS(ママデイズ)