お食い初めとはどんな儀式?
生後3ヶ月頃になると、赤ちゃんのお食い初めが近づいてきますね。
お食い初めは「今後の人生で、食事に困ることがないように」という思いを込めておこなう儀式で、ちょうど歯が生え始める時期の生後100日頃に実施するのが一般的です。
「お食い初め」という名前の行事ではありますが、赤ちゃんはまだ食事ができる時期ではありません。一汁三菜の御膳を用意して食べ物を食べさせる真似をするのが基本の様式です。
お食い初めでは「丈夫な歯が生えてくるように」と祈願して、歯固めの儀式もおこないます。自宅でごちそうを用意する印象がある人も多いかもしれませんが、近年はカジュアルな雰囲気でおこなったり、レストランや料亭を予約して食事を楽しんだりと、家族によってお食い初めのスタイルも多様化しています。
お食い初めで祝い金は用意したほうがいい?
厳密な決まりがあるわけではありませんが、お食い初めに招待された場合、赤ちゃんを祝う気持ちを込めて、お祝い金を準備するのがマナーとされています。
祖父母や叔父・叔母にあたる人、いずれもお祝い金を用意しておくと安心です。
また、お祝い金はお食い初めで準備する食事代に充てられることも多いようです。
そのため「招待してくれた赤ちゃんの両親の負担を軽減する」という意味合いでも、お祝い金を準備することで喜んでもらえるでしょう。
お祝い金ではなく贈り物をするという方法も
お食い初めではお祝い金を準備するのが一般的とはされていますが、お祝いの品としてプレゼントを渡すという選択肢もあります。
お祝い金とプレゼント、両方を渡すという人もいるようですね。
いずれにしても、お祝いの気持ちがこもっていれば、赤ちゃんとパパ・ママみんなに喜んでもらえるのではないでしょうか。
プレゼントを贈る場合は、今後の育児で活用できる品物を選ぶとよいでしょう。食事にちなんで離乳食用のお皿や、お食い初め当日に使用する食器セットを贈るのも選択肢のひとつです。
また、ヨーロッパには、「銀のスプーンをプレゼントすると生涯食事に困らない、幸せになる」ことから、赤ちゃんに銀のスプーンを贈る風習があります。これにちなんで、銀でできたスプーンを贈る人もいるようですね。
配信: MAMADAYS(ママデイズ)