「那須川天心VS武尊」戦だけじゃない! フジが逃した“3つのヒットコンテンツ”とは?


フジテレビ版『孤独のグルメ』は怖いもの見たさがある(C)サイゾーウーマン

 6月19日、東京ドームで行われた立ち技格闘技イベント『THE MATCH 2022』。中でも「那須川天心VS武尊」戦は大きな話題となったが、同21日付のニュースサイト「東京スポーツ」の記事によると、同試合の生中継を直前で取りやめたフジテレビの局員からは、「放送しておけばよかった」と後悔の声が出ているようだ。

 地上波では放送されなかった『THE MATCH』は、インターネットテレビ「ABEMA」が、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて独占有料生配信。5,500円(税込)の視聴チケットが、50万件以上も売れたと報じられている。

「やはり『那須川天心VS武尊』という注目の試合が行われるとあって、世間の関心度も高かった様子。もしフジテレビが予定通り放送していれば、高視聴率を記録できたでしょう。なお、フジテレビは『THE MATCH』の生中継を取り止めて『超ド級!世界のありえない最強映像2022』を放送したものの、世帯平均視聴率は6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と寂しい結果に。これを受け、局内からも『やっぱり「THE MATCH」を生中継すべきだった』などと後悔の声が上がっているそうですが、同局はこれまでも“のちのヒットコンテンツ”を逃すという失態を繰り返してきました」(テレビ誌ライター)

 例えば、2012年に放送を開始した人気グルメドラマシリーズ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)もその一つ。当初は、フジテレビに企画が持ち込まれたものの、幹部が一蹴した結果、テレビ東京でドラマ化が実現したという。

「『孤独のグルメ』は原作・久住昌之氏、作画・谷口ジロー氏によって『月刊PANJA』や『SPA!』(ともに扶桑社)で連載された同題漫画の実写版。主人公・井之頭五郎(松重豊)が、実在する大衆食堂や居酒屋を訪れて食事をするのですが、その豪快な食べっぷりや、気ままな心の声(モノローグ)が視聴者を魅了し、いまやテレ東を代表する人気ドラマシリーズになっています。特別編を挟みつつ、昨年にはSeason9を迎え、今年は配信オリジナル作品『孤独のグルメ~美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難~』(全6話/Paravi、ひかりTV)も制作されました」(同)

 フジテレビは、『孤独のグルメ』がここまで支持されるドラマになることを予想できなかったということか。

「もちろん、テレ東が制作したからこそヒットした……という部分もあるでしょうが、そもそも原作が掲載されていた扶桑社はフジ系列の出版社なので、その作品をドラマ化してグループとして盛り上げようとする気概を見せなかった時点で、フジにはあまり同情できません」(同)

倉本聰もフジテレビに「一発で蹴られた」

 また、テレビ朝日系で17年4~9月まで放送された連続ドラマ『やすらぎの郷』も、フジテレビがボツにした企画だったという。同ドラマは“テレビ人”専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」が舞台で、主演の石坂浩二をはじめ、浅丘ルリ子や有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、藤竜也、ミッキー・カーチス、また野際陽子さん(17年6月に死去)や八千草薫さん(19年10月に死去)、山本圭さん(22年3月に死去)といった昭和世代の俳優が多く出演し、“平日昼間の連ドラ”にしては異例の反響を得た。

「そんな『やすらぎの郷』は脚本家・倉本聰氏のオリジナル作品。同氏は17年4月発売の『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューに、最初はフジテレビに脚本を持ち込んだものの、『一発で蹴られました』『一週間もかからず、「ダメです」とだけ返答が来ました。あまり検討しなかったのでしょうね』と明かしています。ちなみに、テレ朝でも局内には反対意見もあったようですが、早河洋社長の後押しでドラマ化が実現したそう。“シルバー世代”の視聴者をターゲットにした作品とあって、フジは尻込みしたのかもしれませんが、結果的にはテレ朝の決断が正しかったということになりました」(芸能プロ関係者)

 フジテレビが判断を誤ったのは、ドラマ企画だけではない。現在、NHK総合で放送されている『チコちゃんに叱られる!』も、フジテレビが断った企画だった。

「17年3月から、3回にわたる単発放送を経て、18年4月にレギュラー放送が始まった同番組。ナインティナイン・岡村隆史やゲストたちが、5歳のキャラクター・チコちゃん(声・木村祐一)から質問や疑問を投げかけられ、答えられないと『ボーっと生きてんじゃねーよ!』と叱られるという、クイズ要素を含んだバラエティです。当時、フジテレビの子会社・共同テレビジョンに出向していたプロデューサー・小松純也氏が企画したものですが、フジはやはりこれを却下したそう。その後、NHKに持ち込まれた『チコちゃん』は、あっという間に人気番組となりました」(同)

 なお、小松氏は『笑う犬の生活』の演出や『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』の監修、『SMAP×SMAP』の2代目プロデューサーなど、フジテレビの人気番組に数多く携わってきた実力者。『チコちゃん』のレギュラー放送開始から1年後、19年3月をもってフジテレビを退社し、独立して活躍を続けている。フジテレビはヒット番組だけでなく、ヒットを生み出す逸材まで逃してしまったようだ。

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料理や収納など暮らしに関する情報や、ジャニーズや芸能、海外ゴシップの最新ニュースを連日発信中。ほかにも、皇室や女子刑務所のウラ話、万引きGメンの現場レポなど、個性豊かなコラムも展開。ほかとは異なる切り口で、女性の好奇心を刺激する記事をお届けします。
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