3~6歳児の現役パパママ300人が太鼓判を押した「親のひとこと」ベスト50が一冊に!『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』(三笠書房)から、つい子どもに言いがちな言葉のベストな言い換えを紹介。今日からぜひ使ってみてくださいね。
>>『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』の
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ハサミやカッターを使いたがる
子どもは工作やお絵かきが大好き。ハサミやカッターなど取り扱いに注意が必要な道具を使いたがるケースもあります。どうやって危険性を伝えましょうか。
大好きな工作遊びのテレビ番組を見ていて、自分も工作をしたくなったハナちゃん。パパが書斎に置き忘れていた、テーブルの上のハサミを発見しました。
まだ使ったことはないけど、テレビの中のお兄ちゃんたちが使っていたのを見たからか、自分だって使えるとばかりにハサミを手に取ろうとしました。
「ハナも、あれやる!」
ダメと言ってもダメ。 まずは一緒にやってみましょう
お兄ちゃん・お姉ちゃんがやっていることをやってみたがるのは、子どもが成長するうえで必要なこと。やらせてあげたいのはやまやまです。
ただ、小さい子に、ハサミやカッターを持たせるのは危険ですから、親としては触らせたくありません。一方、子どもとしては「ダメ」と言われれば、余計にやりたくなるものです。
子どもを部屋に1人にして、「もしこのおもちゃで遊んだら罰を与える」と厳しく言われた場合と、「このおもちゃで遊んではいけない」とやさしく言われた場合の反応を比較した実験があります。結果は、厳しく言われたほうが、見ている人がいなくなった時に、そのおもちゃで遊んでしまうことが多かったそうです。
この実験からもわかるように、頭ごなしに「ダメ」と怒っても逆効果だということです。
おすすめフレーズのように、親が一緒にやってあげて、子どもに触らせてあげるのはとても有効です。子どもの触りたいという欲求が満たされますし、大好きなパパと一緒に遊べるという楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
ハサミやカッターは、どうして1人で使ってはいけないのかを教えてあげることも、忘れないでください。
配信: マイナビ子育て