共働きで家事がストレスに!夫婦喧嘩の前に家事の負担を軽くする方法

共働きで家事がストレスに!夫婦喧嘩の前に家事の負担を軽くする方法

毎日、仕事や子育てをしながら、家事をこなすのは大変です。納得した形で分担できないと家事のストレスが夫婦喧嘩の原因になることも。家事をこなす工夫だけでなくストレスや不満を溜め込まない工夫も必要です。この記事では、家事の負担やストレスを減らすヒントをご紹介します。

共働きで家事をするのはもう限界!

仕事だけでも疲れるのに、家事もあると大変です。

一人暮らしのときは、自分だけのやり方・基準でこなせばよかったものの、家族が増えると自分のやり方だけではうまくいかないこともありますよね。

過度な負担はストレスになり、家庭内のトラブルの原因になることも。

まずは、共働き家庭の家事でストレスになりうる理由を確認してみましょう。

仕事のあとに家事をするのがつらい

1日仕事をすると、肉体的にも精神的にも疲れが溜まるものです。

仕事を終えたら、ホッと一息つきたいところ。しかし、食事の用意や洗濯、子どもの学校・保育園の準備など、帰宅後もやらなければならないことが山積み!ということもありますよね。

共働き家庭において、仕事のあとに家事をやらなければならない、というのはストレスの原因になりがちです。

夫・妻が手伝ってくれなくてしんどい

「共働きなのに、なんだか自分の方が家事をやっている気がする」「パートナーにもっと家事をしてほしい」と感じている人も多いようです。

内閣府の調査では、家事負担は圧倒的に女性の負担が重いことが明らかになっています。

夫婦共働きの家庭では、就業時間や忙しさは考慮しつつ、お互いに納得感のある状態で分担したいところ。夫婦間で家事のあり方や分担方法について話し合えるとよいでしょう。

夫・妻、いずれかに負担が偏ってしまうと、ストレスが溜まり夫婦喧嘩や体調不良の原因になってしまいます。

やることが多すぎて手が回らない!

家事でやることが多すぎて、手が回らないという人も多いのではないでしょうか。

共働きの場合、勤務時間と通勤時間を除くと、家にいる時間は限られています。さらに、食事やお風呂の時間、睡眠時間を除くと数時間だけということもめずらしくありません。

その中で、料理、掃除、洗濯とすべての家事を完璧にこなそうと思うと、時間が到底足りませんよね。

時間が足りず満足にこなせなかったことに加え、終わらなかった家事がどんどん溜まっていくこともストレスにつながります。

常に家事に追われている、という状態に陥る前に対策が必要です。

共働きの家事のストレスを減らすには

家事ストレスを減らすにはどんな方法があるのでしょうか。

仕事や家庭の状況と照らし合わせて、実践できそうなものから試してみてくださいね。

家事に優先順位をつける

「やらなきゃいけない」と感じている家事の中に、実は回数を減らせるもの、やらなくてもいいものはありませんか?

たとえば、日中は仕事で家にいないのであれば、毎日隅まで掃除機をかけずに、歯磨きをしながらハンディモップをかけるだけでもよいでしょう。

また、ごみ捨てが面倒と感じるなら、ごみ箱の数を減らしてしまえば、ごみを集めたりゴミ袋を掛けたりする手間が減ります。

必ずやらなくてはいけないものは最優先に、急ぎでない・重要でない家事は頻度を減らしたり、ゆるくしたりと、優先順位をつけてみましょう。

完璧にやろうとしない

家事の完成度の水準が高いと、理想通りに家事ができなかったり、パートナーの家事のクオリティが低かったりするとストレスになりがちです。

家事の完成度や夫婦共にお互いに求める水準を下げることで、気持ちゆとりが持てるでしょう。

たとえば、「明日まとめて洗濯すればいいや」「とりあえずここに重ねておいて、週末まとめて片付けよう」というように、ほどほどの家事にしてみると、ストレスが軽減できるかもしれませんね。

共働きの家事をラクにする方法|家事分担とストレスを減らすコツ

夫婦で家事を分担する

夫婦で共働きなら、家事は二人でやりましょう。

ただ、家事に慣れていない人や、手際が悪い、不器用な人もいます。その場合は、長い目で見て、少しずつできることを増やしていくように、理解しあうことが大切です。

子どもがいればお手伝いの名目でお子さんに手伝ってもらうのもよいでしょう。

分担する場合は、分担表を作るなど目で見て確認できるようにするのがおすすめです。「誰が何をするか」を紙に書き出し、家族みんなで協力できるとよいですね。

家事の分担表で自分のやるべき家事を見える化しよう!家事分担表テンプレート8選

分担は得意・不得意も考慮して

家事分担をする際には、お互いの得意・不得意も考慮するとストレス軽減になりますよ。

自分が好きな家事を担当したほうが、楽しみながらできますよね。逆に、自分の得意な家事を相手がやっているのをみると、アラも目につきやすく、「もう、なんでこんなに雑なの」とストレスを感じがちです。

家事をリストアップして、お互いにできそうなものから決めていくのがおすすめです。

便利グッズを使う

家事の負担を減らすには、便利グッズを使うのもおすすめです。

たとえば、トイレ掃除が面倒なら、トイレをきれいに保つスタンプ型洗浄剤を使って、掃除の回数を減らすことができるかもしれません。

また、何品も調理するのが大変なら、同時に2品作れるフライパンシートや蒸し器を使うと、一気に調理ができます。

食事は惣菜や冷凍食品、ミールキットを使うことで負担を楽にすることができますよ。

家事が楽になるアイテムをフル活用してストレスを軽減したいですね。

家電をフル活用する

便利グッズだけでなく、家電を活用するのもおすすめです。

食器洗浄機やお掃除ロボットだけでなく、材料を入れてボタンを押すだけの調理器や、家にいなくてもスマホで操作できるスマート家電など、家事の負担を軽くする家電の種類も増えてきています。

便利グッズに比べると導入に費用がかかりますが、家電は比較的長く使うことができ、時間にゆとりがもてる、精神的負担が軽減されるなど、メリット盛りだくさんです。

家事がしやすい部屋を作る

家の中を見直して、家事がしやすい部屋にしてもよいでしょう。

特に、入居時はおしゃれさや見栄えをメインにインテリアを配置していた場合、改善の余地が大いにあるかもしれません。

導線を見直したり、収納場所やゴミ箱の位置を見直したりして、生活しやすいようにできる場所がないか、見直してみましょう。

新しく住宅を建てる場合は、「家事室」や「ファミリークローゼット」を取り入れるなど、家事のしやすさを考えて設計してもよいですね。

休みの日にまとめてやる

仕事のある平日は、家事にかけられる時間が限られます。しかし、忙しい平日に家事をこなすのもストレスの原因に。

どうしてもその日にやらなければいけないこと以外は、思い切って休みの日にまとめてやる、と決めてしまってもよいでしょう。

たとえば、ごみを出すのは、収集日に合わせなければなりません。しかし、クリーニングを出す、布団を干す、食材の買い出しなどは、週末にまとめてやっても支障ありませんよね。

休日にできる家事は、平日にやらないことで日々の負担を軽くすることができますよ。

家事代行サービスを利用する

時間的にどうしても難しい、自分ではできない家事がある、子どもが小さくて手が回らない、という場合は家事代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

家事代行というと、家政婦さんを雇うイメージがあるかもしれません。しかし家事代行は、時間単位で依頼したり、掃除だけ、食事の作り置きだけ、などニーズに合わせて、柔軟に家事を依頼することができます。

家事の効率化アイデアまとめ!子育て中・共働きの負担を楽にする方法

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