「敗血症」ってどんな病気?具体的な症状や予防法を3つご紹介!

「敗血症」ってどんな病気?具体的な症状や予防法を3つご紹介!

「敗血症」という病気をご存じでしょうか?敗血症は、細菌やウイルスの感染によって、心臓や肺といった臓器の機能が障害を受け、臓器不全を起こす病気です。
今回は敗血症の症状、原因、検査・診断、治療法などを解説します。

敗血症の症状

敗血症の症状

敗血症の症状はどのようなものですか?

敗血症は、細菌感染を引き起こす細菌(肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、溶連菌など)といった細菌感染が悪化した状態であり、肺炎、尿路感染症、髄膜炎、皮膚や消化管の感染症が悪化した状態です。
敗血症の症状の特徴は、全身に様々な症状が現れるということです。
原因となる感染症によって起こる下痢、嘔吐、頭痛、呼吸困難、咳などの特有な症状に加え、全身症状として異常な体温の上昇や低下、心拍数の上昇、呼吸数の増加、悪寒、震え、手足の冷えなどが起こります。
更に精神症状として自分のいる場所や時間が分からない見当識障害や、錯乱なども現れる場合があります。
また、敗血症は症状が悪化しやすく、血圧低下、尿量減少、呼吸困難などの重篤な症状が起こります。
敗血症では臓器の血流が低下し機能が損なわれるため、症状が進行すると臓器の組織の壊死、腐敗が発生します。

敗血症の原因

敗血症はどのような病気ですか?

通常感染症では、病原体の感染を受けた喉、鼻、気管、腎盂といった臓器のみに障害が発生します。ところが敗血症は、局所的な症状だけではなく全身に障害が広がり、体温の異常上昇、心拍数の上昇、呼吸数の増加、白血球数の異常増加、異常減少が現れます。
更に障害が進行すると、全身の臓器機能不全を起こし、敗血症ショックと呼ばれる状態に陥ります。生命の危険に陥るほどの低血圧を起こしますので、早期の治療が必要です。
敗血症は軽度な感染症からの進行による場合があり、乳幼児、高齢者、持病のある方などで発熱症状が長引く場合は、特に注意が必要です。

敗血症の原因はどんなものですか?

敗血症はブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌といった細菌やウイルス感染症から起こり、主に肺炎、尿路感染症、皮膚や腸管の感染症の発症後に原因菌が体内で増殖します。
これら感染症の原因菌の毒素によって発生するサイトカインという物質が発生します。
サイトカインは体内の炎症を引き起こすだけでなく、血管を広げて血圧を低下させたり、細い血管の血液を固めたりする作用があります。血流が低下する臓器にダメージを与え、機能低下を招くことが、敗血症の特徴です。
年齢や性別によらず、何らかの感染症により敗血症へと進行する可能性はゼロではありませんが、65歳以上の高齢者、乳幼児、免疫機能が低下する病気の方では特にリスクが高くなりますので、注意が必要です。

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