親権者を変更したい場合に知っておくべき9つのこと【弁護士が解説】

親権者を変更したい場合に知っておくべき9つのこと【弁護士が解説】

5、親権者変更調停の申立て方法は?

では、具体的に申立ての方法についてみていきましょう。

(1)親権者変更調停の申立て

親権者変更調停は、原則として相手方の住所地の家庭裁判所に申し立てをします。

①必要書類について

まずは必要書類ですが、以下の通りです。

  • 親権者変更調停申立書
  • 当事者目録
  • 申立人の戸籍謄本
  • 相手方の戸籍謄本

②親権者変更調停申立書の書き方

必要書類のうち、メインとなるのは親権者変更調停申立書でしょう。

下記文字をクリックして頂くことで裁判所のサイトからダウンロードできますので、ぜひご利用下さい。

親権者変更調停申立書のダウンロードはこちら

また、記入例は下記サイトをクリックして頂くことでダウンロードできる記入例をご参考下さい。

必要書類の記入例

③当事者目録の書き方

次に当事者目録ですが、下記文字をクリックして頂くことで裁判所のサイトからダウンロードできます。

当事者目録のダウンロードはこちら

一番左の欄に上からそれぞれ、申立人、相手方と記載した上で氏名や住所を記載しましょう。

(2)申立てにかかる費用

次に申立ての費用ですが、子供1人につき収入印紙1,200円分が必要となります。

ですので、2人いれば2,400円ということになります。

手数料以外にも、郵便切手が必要になります。

これは、家庭裁判所によって異なりますが、大体800円前後です。電話で聞いてみると確実でしょう。

6、親権変更調停の流れ

次は親権変更調停の流れについてみていきましょう。

大きな流れは離婚調停(夫婦関係調整調停)と変わりません。

離婚調停は以下の流れで進みます。

  1. 家庭裁判所へ調停の申立て
  2. 調停期日の決定
  3. 第一回の調停
  4. 第二回以降の調停
  5. 調停の終了

調停の間に前述の家庭裁判所調査官による調査が入ります。

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