専業主婦が夫と家事を分担するのはおかしいの?家事を分担すべき理由を紹介

専業主婦が夫と家事を分担するのはおかしいの?家事を分担すべき理由を紹介

専業主婦は、家事に時間と労力を注ぎ、外に出て働く夫をサポートする毎日を送っています。ただ、専業主婦とはいえ、1人ですべてこなすのは大変です。「専業主婦だって家事を分担したい!」と考えるのはおかしいのでしょうか。この記事では家事分担の必要性やポイントを紹介します。

専業主婦が家事を分担するのはおかしい?

日本国語大辞典によると、「専業主婦」とは、「職業につかないで家事に専念する主婦」とあります。

そのとおり、専業主婦は家事を中心に毎日を過ごしています。しかし、専業主婦といっても、家中の家事をすべて1人でこなすのは大変です。

家が大きい、夫婦以外にも家族がいる、体調的に難しいなど、家庭によってさまざまな理由があります。その家庭の事情によって、家事の分担を考えるのは悪いことではありません。

家事は休みがない仕事

仕事には週休や有給休暇などの休みがありますが、家事には休みがありません。さらに家事は、365日続きます。

専業主婦は、体調管理を考えて食事を準備し、快適に過ごせるように掃除や洗濯をするなど、家族が家事を気にせずに毎日を過ごせる環境をつくっています。

最近では「専業主夫」として男性が家事を担っている家庭もありますが、厚生労働省の調査によると、家事はいまだに女性に負担が集中しているといわれています。

子どもが生まれたらもっと忙しくなる!

子どもが生まれると、日々の家事に育児が加わります。

産後のママの体調が回復するまで、赤ちゃんは待ってくれません。赤ちゃんは昼夜関係なくお世話が必要になり、ママは寝不足になることが多いです。

そんな中で、普段どおり家事をおこなうのは難しく、無理がたたってママが体調を崩してしまうこともあります。

家事に慣れるまで時間がかかります。子どもが生まれる前から夫婦で家事を分担しておくと、いざという時に支えられる生活能力が身につけられます。

大変な家事は分担しよう!

専業主婦でも、1人ですべてを担当するのは大変です。1人では難しい家事は夫婦で分担し、お互いに気持ちよく過ごせるように工夫していきましょう。

お互いの大変さを理解し合い、共有することで、気持ちよく過ごすことができるでしょう。

家事を分担するメリット

専業主婦の家庭であっても、家事を分担するメリットはたくさんあります。

ここでは、4つのメリットをご紹介します。

体調を崩したとき休養に専念できる

妻が体調を崩したとき、自分の休養に専念できるのは大きなメリットです。

専業主婦の多くは、体調が悪くても夫の食事を準備したり、掃除をこなしたりしています。休養できないまま無理しているとさらに症状が悪化することも。

また、妻が急に入院することになると、夫1人では家で生活できない家庭もあります。

日頃から夫婦で家事を分担・協力できていると、一方が体調不良で家事ができなくてもカバーすることができます。

自分の時間が持てる

家事を分担すると、妻は自分の時間を持つことができます。毎日の家事から少しでも解放される時間があると、気分転換にもなり、日常のストレスを解消することができます。

夫の仕事がお休みの日、ほんの少しの時間でも、自分の時間を確保できるよう話し合うとよいでしょう。

苦手な家事をやらなくて済む

専業主婦でも、苦手な家事はあります。たとえば、重いものを運ぶ作業や庭の整備、虫や生き物のお世話が苦手という人もいるでしょう。

そういった苦手なことをすこしでも夫にやってもらえたら、精神的な負担はとても軽くなります。

夫に苦手であることを伝え、「アイメッセージ」を意識して要望を伝えるとよいでしょう。

「(私は)〇〇してもらえると助かる」「(私は)※※してくれるとうれしい」のような自分を主語にした伝え方をすることで、お互いに感情的にならずに協力を求めることができますよ。

短時間で終えられる

家事は1人で進めるより、2人でやったほうが圧倒的に早く終わります。1つの作業を 2人でおこなってもいいですし、それぞれが別の作業を同時進行させてもよいでしょう。

早く終わって浮いた時間で一緒に出掛けたり、DVDを見たりと、2人で何かを楽しむ時間を作ることができます。

日常的に家事をしてもらうのが難しい場合でもせめて、実家に行くなど家族の予定があり、時間が足りないときには、分担をしてなるべく早く終わらせましょう。

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