鏡の水垢をスッキリ落とす|クエン酸・重曹の使い方を紹介

鏡の水垢をスッキリ落とす|クエン酸・重曹の使い方を紹介

こまめに掃除しているのに、いつの間にか鏡にたまる白っぽいウロコ状の汚れ。この水垢は頑固でなかなか落ちにくいのが困りもの。まずは汚れの原因を知り、効果的にお掃除しましょう。家にあるクエン酸や重曹、歯磨き粉、新聞紙などを使った落とし方、予防法なども紹介しています。

クエン酸の掃除方法

ウロコ状の白っぽくなった水垢はアルカリ性の汚れです。

そのため、水やお風呂用の洗剤に多い中性洗剤では落とすことはできません。アルカリ性の汚れを落とすためには、酸性のもので中和してやわらかくしましょう。

市販の酸性の洗剤もありますが、効果が高い分、肌の弱い人は手が荒れてしまうことも。そこでおすすめなのがクエン酸です。手に入りやすく、自然由来の成分で比較的肌への影響が少ないとされていますが、使用の際には手袋をして掃除しましょう。

ほかにも家庭にある酢やレモンを使って落とすこともできます。酢は匂いが強いのでクエン酸のほうをおすすめします。

クエン酸で落とす方法

ここからは実際にクエン酸を使って水垢を落とす掃除の手順を紹介します。

■用意するもの

・水 100ml

・クエン酸 小さじ1/2~1

・スプレーボトル

・ペーパータオル

・ラップ(長時間おく場合)

・タオル(雑巾)

■掃除手順

・スプレーボトルに水とクエン酸を入れてしっかり混ぜ合わせ、クエン酸水を作ります。

・鏡にまんべんなく吹き付けます。特に汚れが気になる箇所にはたっぷり吹きかけます。

・ペーパータオルで覆います。その上からさらにクエン酸水を吹き付けるとより効果的です。

・ペーパータオルが乾かないように、上からラップをしてパックのようにします。(長時間おく場合)

・軽い汚れなら30分程度、汚れがひどい場合は半日程度おいておきましょう。

・汚れがふやけたらペーパータオルを外します。外したペーパータオルでくるくる磨くように汚れを落とします。

・水で洗い流します。

・最後に乾いたタオルで水分をしっかりふき取ります。

※お酢の場合は、水とお酢を1対1の分量で混ぜて、レモンの場合はレモン汁をそのまま使用します。

クエン酸の掃除でおすすめの商品

クエン酸を使った掃除に必要なものや便利なもの、おすすめの商品をそれぞれ紹介します。

クエン酸そのものや、スプレータイプで簡単に掃除に使えるものも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

■【シャボン玉】 クエン酸

さつまいもや、とうもろこしなどのでん粉を発酵させて製造されたクエン酸です。

無色無臭で酸性のため、アルカリ性の汚れに効果的です。水垢のほかにも、トイレの黄ばみなどのアンモニア汚れや、電気ポット・加湿器のフィルターの掃除にも使えます。

■クエン酸クリーナー

自分でクエン酸水を作るのは面倒という人には、市販のクエン酸クリーナーもおすすめです。合成界面活性剤無添加で、水垢を落としながら除菌も可能です。

■【AZUMA】パックで簡単!水あか取りま専科

クエン酸配合の弱酸性の密着泡がぴったりと吸着。パックしながらカルシウムなどの水アカ汚れを溶かします。泡スプレーなので広いところや細かいすき間にも使いやすく、手軽に使用できます。

クエン酸や酸性の洗剤を使うときの注意点

クエン酸や酸性の洗剤と、アルカリ性の洗剤を混ぜると、有毒ガスを発生する恐れがあります。

特にお風呂掃除でよく使用されるカビ取り剤、「次亜塩素酸ナトリウム」と酸を混合すると塩素ガスが発生し、微量であっても大変危険です。一緒に使うことのないように、十分注意しましょう。

また、クエン酸は銀や銅、アルミなどの金属類を傷めてしまうことがあります。鏡はガラスに銀や銅を吹き付けて作られているため、掃除のあとはクエン酸が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。

銀や銅の金属のほかに大理石がある場合は注意が必要です。大理石は酸性・アルカリ性両方に弱いので、酸や重曹を使用すると傷むことがあるので酸性の洗剤は使用しないようにして必ず専用の洗剤を使用しましょう。

重曹の掃除方法

白い粉末状の水垢は重曹がおすすめです。

鏡の水垢はほぼアルカリ性の汚れなので、それほど頑固な汚れでなければクエン酸やお酢で落とすことができます。それでもきれいにならなかった場合には重曹を使ってみましょう。

酢やクエン酸で汚れが落ちにくい場合は石鹸カスと皮脂などが混ざった酸性の汚れも一緒に付着している可能性があるので重曹がおすすめです。重曹は弱アルカリ性のため、酸性の汚れに効果があります。

また、重曹には研磨作用もあるため、物理的にこすって汚れを落とす作用も期待できます。

重曹で落とす方法

ここからは実際に重曹を使って落とす掃除の手順を紹介します。

■用意するもの

・水 100ml

・重曹 小さじ1/2~1

・スプレーボトル

・ペーパータオル

・ラップ(長時間おく場合)

・タオル(雑巾)

■掃除手順

・スプレーボトルに水と重曹を入れてしっかり混ぜ合わせ、重曹水を作ります。

・鏡にまんべんなく吹き付けます。特に汚れが気になる箇所にはたっぷり吹きかけます。

・ペーパータオルで覆います。その上からさらに重曹水を吹き付けると効果的です。

・ペーパータオルが乾かないように、上からラップをしてパックのようにします。(長時間おく場合)

・軽い汚れなら30分程度おきます。汚れがひどい場合は半日程度おいておきましょう。

・汚れがふやけたらペーパータオルを外します。外したペーパータオルでくるくる磨くように汚れを落とします。

・水で洗い流します。

・最後に乾いたタオルで水分をしっかりふき取ります。

※こすり過ぎは鏡に傷をつけるおそれもあるので注意しましょう。

重曹の掃除でおすすめの商品

重曹の掃除に必要なおすすめの商品を紹介します。

■【シャボン玉】 重曹

石鹸と同じ弱アルカリ性です。キッチン周りの油汚れのほとんどは酸性なので、弱アルカリ性の重曹で汚れを落とすことができます。

重曹には研磨作用や消臭作用もあります。

■【ミヨシ石鹸】暮らしの重曹 せっけん泡スプレー

手肌にやさしい石けんと重曹が入った簡単で便利な泡スプレーです。お風呂場やキッチンの汚れを手軽にお掃除できて、爽やかなユーカリ系の香りでスッキリ!

研磨力の強いメラミンスポンジに注意!

洗剤だけではなく、スポンジにも注意が必要です。

頑固な汚れ落としに便利なメラミンスポンジは、研磨力が強く、表面にコーティングなどの加工が施されている鏡には使えません。もし使用してしまうと水垢と一緒にコーティングまではがれてしまい、汚れが前よりもつきやすくなってしまい逆効果となってしまいます。

鏡に特殊加工がされていないか確認してから使用するようにしましょう。

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