報知新聞社で昨年11月に発刊した、佐藤ジョアナ玲子さんの書籍「ホームレス女子大生 川を下る in ミシシッピ川」1,300円(税込)が、旅にかかわる優れた著作を表彰する「第7回斎藤茂太賞」を受賞した。
ホームレス女子大生 川を下る in ミシシッピ川
同書は訳あって、単身異国の地に渡った著者のワクワク、ドキドキがめいっぱい詰まったノンフィクション冒険記だ。10代で母を亡くし、父との確執もあって単身渡米。その後、生物学関係の大学で必死に卒業を目指していた著者が、大学4年生の夏休み直前、アルバイト先が決まらずにアパートを追い出されてしまった。
手元にあるのは以前、知人から譲り受けた「カヤック」と3,000円で買った「テント」、そして10万円。「そうだ、家がないなら、テントに住めばいい!」とテントに住みながら、ミシシッピ川をメキシコ湾までこのカヤックで行ってみることに。
現地の人たちと触れ合い、大好きなワニと一緒に川に浮かび、ヒアリや蚊やアブに襲われながらの3,000キロの川下りは、涙あり、笑いありの“最高の旅”に。著者は初めての著書での受賞となった。
佐藤ジョアナ玲子さん受賞コメント
佐藤ジョアナ玲子さんは、「受賞の知らせを受けたのは、ドナウ川下りの旅の真っ最中で、ブルガリアの市場の真ん中で、何事かと商店から人が出てくるくらい、思わずオーマイガッ!と叫びました(笑)。無名の私がはじめて書いた旅行記ですが、審査員の先生方に楽しく読んで頂けたことがとてもうれしいです。これからも、世界をカヤックで旅して、たくさん書き残していきたいです。この度は、本当にありがとうございました!」とコメント。
配信: STRAIGHT PRESS