約800年前に創建されたと伝えられている正寿院。
鎌倉時代を代表する仏師・快慶による不動明王像が収められていることでもよく知られていますが、客殿にしつらえられた「猪目窓(いのめまど)」は絶好のフォトスポット。
ハートにそっくりの猪目には、災いを除き、福を招くなどの意味があるのだとか。
客殿の天井を埋め尽くす、160枚の「花天井」も圧巻です。
ぜひ寝転んで見ながら、なかに隠れている春・夏・秋・冬を表す4枚の舞妓さんを探してみてください。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪と、1年を通してさまざまな景色を楽しむことができます。
6~9月に訪れるなら「風鈴まつり」も見逃せません。
境内に吊るされた2000個以上もの風鈴が鳴り響く様子は圧巻! 参道へ続く「花風鈴小径」には、6月はアジサイ、7~8月はひまわり、9月はコスモスとその時期に合わせたお花を閉じ込めた風鈴が吊るされているので、ぜひチェックしてくださいね。
スポット3.宇治エリア
宇治駅で観光タクシーを降りて、ここからは徒歩での散策。荷物が多いときは駅のロッカーに預けて、観光をスタートする場所でタクシーを降りることもできます。
おすすめは、「あじろぎの道」から橋をわたって小島になっている「宇治公園」を抜けて、「福寿園 宇治茶工房」の2階にある福寿茶寮でお茶をいただき、「宇治神社」、「宇治上神社」を参拝し、源氏物語の宇治十帖にゆかりのある「さわらびの道」を通って「宇治橋」へ向かうコース。
宇治川沿いや宇治橋からの景色が美しく、どの季節に行っても写真映えします。
もともと宇治神社と宇治上神社はひとつの神社で、御祭神・菟道稚郎子命の命を救ったといわれている「みかえりうさぎ」伝説が有名です。うさぎの形の手水やうさぎみくじなど、かわいいうさぎモチーフのものがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
宇治といえばお茶の名所。朝霧橋のたもとには、創業230年の歴史を持つ老舗茶舗「福寿園」の宇治茶工房があります。
お茶の手もみや抹茶を石臼で挽いたりと、宇治茶づくりを体験してみるのもおすすめです。
2階には宇治川を眺めながら抹茶や抹茶スイーツがいただける茶寮も。抹茶とほうじ茶の2つのシロップの味わいが楽しめるかき氷「よくばり宇治茶氷(9月末までの季節限定)」はぜひ食べて欲しいもの。お茶の白玉、自家製の五色豆に、お好みであられをトップピングし、最後まで色々な味わいを楽しむことが出来ますよ。
福寿園「宇治茶工房」
TEL.050-3152-2930
住所/京都府宇治市宇治山田10番地
営業時間/10:00~17:00(福寿茶寮16:00LO)
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)
※営業時間、定休日が記載内容と異なる場合がございます。ご来店の際には事前に施設までご確認ください
配信: OZmall