「せあ」は男の子にも使える?
「さ行」からはじまる名前は、爽快感のあるイメージが特徴のため「せあ」も、さわやかな印象を与えられるでしょう。
女の子のイメージが強い呼び方ですが、漢字を工夫すると男の子にも問題なく使える名前です。
実際、明治安田生命「2021年版男の子の名前の呼び方ランキング」の上位20位には、「ソラ」「ヒナタ」「ハル」「アオイ」「アサヒ」など男の子にも女の子にも対応する名前が多くありました。
近年は特に性別が限定されている名前が少ない印象です。「せあ」も性別関係なく親しまれる名前と言えるでしょう。
名前に使える「せあ」の漢字
それでは、「せあ」という呼び方の名前にはどのような漢字があるのでしょうか。「せ」と「あ」に分けてそれぞれご紹介します。一緒に漢字の意味もご紹介するので、漢字を決める際の参考にしてみてください。
「せ」と読む漢字:「星」
音読みで「セイ」と読める「星」はその名のとおり、夜空に輝く星のことです。
名前の由来としても「星のように輝く人になってほしい」「星のようにまわりを照らす人になってほしい」などの願いが込められるでしょう。女の子にも男の子にも使える漢字です。
「せ」と読む漢字:「世」
「世」は、世界をイメージする漢字であることから、「壮大」や「ロマン」という印象を与えるでしょう。「世界で活躍できるように」などといった思いを込めることもできます。
漢字の成り立ちは諸説あり、「漢字の『十』の字を3つ合わせた形から生まれた」という説と「伸びはじめた木の芽の象徴」という説があります。どちらも「長い月日」という共通のイメージがあり、「先人から受け継いだものを発展させる」「自らのチカラで時代を切り開く」といったメッセージが込められています。
「せ」と読む漢字:「瀬」
「さんずい」で構成される「瀬」は、川や海の水の流れを表す漢字です。もともとの漢字は「川のなかの水の流れがはやいところ」を示していました。
漢字のイメージは、「自然」「雄大」。さらに、水のイメージから「さわやか」「爽快」といった印象が得られます。
「せ」と読む漢字:「聖」
「神聖」や「聖母」など清い印象の「聖」。実際に漢字の由来も神様へのお祈りに使う器の形をイメージしている「耳」と「口」に、つま先立ちをしている人を示す「壬=王」の字を組み合わせています。
漢字には、「清い」以外にも「賢い」「知徳に優れている」などの意味があります。「清らかで上品な子に」「知徳で人々を救う子に」といった思いが込められる漢字です。
「せ」と読む漢字:「茜」
一般的には「アカネ」と読む「茜」ですが、音読みで「セン」です。由来は植物の「アカネ」です。
漢字の意味も植物の「アカネ」からで、根の色が「赤黄色=赤根」だったことから「アカネ」と呼ぶようになりました。
今では、「夕日=茜色」「紅葉=茜色」など日常のなかの色を表現する漢字です。夕日や紅葉から「澄んだ景色」「爽やか」「温かい」といったイメージとして名前に使用できます。
「あ」と読む漢字:「彩」
「彩」は「あや」と読み、女の子の名前で人気の漢字。「あや」の「あ」をとって、「せあ」に当てることも可能です。
「彩」は、「采」と「彡」の漢字で構成されています。「采」は木の実を手で取る場面を、「彡」は髪が流れる様子を組み合わせています。意味は「木から色をとりきれいにする」「色どる」。「色彩」の漢字にも使用され、色とは切り離せない関係です。
「美しい」「色彩豊か」「きれいな」という漢字は、女の子にピッタリの漢字ではないでしょうか。
「あ」と読む漢字:「愛」
「愛」はシンプルに「どんな人にも愛される人に」「愛を持って接する人に」などの思いが込められる漢字です。
女の子の印象が強い漢字ですが、男の子の名前に使ってもかっこいい印象が得られます。シンプルな「せ」の漢字に使用することでバランスがとれるでしょう。
「あ」と読む漢字:「亜」
「亜」の漢字の由来は、建物の土台を表す漢字の「亞」です。土台の上に建物が続くことから、「次」または、土台はトップに出られないという意味から「二番目」といった意味を持ちます。
「愛」や「藍」よりも大きな意味を持たない漢字でもあるため、組み合わせの漢字を際立たせたい方にもおすすめです。
「あ」と読む漢字:「杏」
果物のアンズを意味する「杏」。春よりも一足早い2月〜3月下旬にピンクの花を咲かせ、初夏にはやさしいオレンジ色の果実が実ります。
そのため、2月〜3月や実りのある初夏に出産予定の方には特におすすめです。加えて、「杏」は昔から薬としても重宝されてきました。そのため、「人を助けるやさしい子に」といった思いも込められます。
配信: ママリ