アグネスは’72年に歌手デビューし、’85年に元マネージャーと結婚。長男を出産すると、いわゆる「アグネス論争」を巻き起こしたことでも有名。「職場に赤ん坊を連れてくるなんて非常識だ」などと、作家・林真理子（61）らを中心に激しいバッシングに見舞われたが、今になってみればワーキングマザーの先駆とも言える。彼女は当時を振り返り「『欲ばり』『働きたいなら子供産むんじゃない』と言われました」などと語った。

「子供を勉強好きにするためにどうしたらいいのか？」という問いに「（勉強よりも）『文字』を好きになる子、『字』を読みたい子にしたいと思った」と答えたアグネス。ほかにも「子供に本を読み聞かせた後、本の内容を知らないパパに向かって説明をさせる」「苦手な科目をやらせるより、得意科目をとことん伸ばす」など、彼女ならではのアイデアを披露した。

「東大はもはやすべり止め！」という刺激的な見出しが帯に書かれた同著では、塾にも行かせずに3人の息子をスタンフォード大学に合格させたアグネスの教育法が満載。もうすぐ新学期が始まるが、わが子の勉強に頭を悩ませているママは、ぜひこの春から実践してみてはいかがだろう。

（文／池野フナ子）

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